Instagramで見た作品に編集部が惚れ込み、念願がかなって実現したコラボレーション。イラストレーターのニシクボサユリさんが、グリッティのカバーイラストを描いてくれることになりました。
夏の終わりのある日、編集部に遊びに来てくれたニシクボさん。いま好きなものや気になること、これからのグリッティについて、編集長の篠田と語り合いました。
Twitterでつながったふたり
sayurinishikuboさん(@hecchi)が投稿した写真 - 2016 8月 16 10:18午後 PDT
篠田:グリッティのコンセプトは、自分の価値観に素直に人生を楽しんでいこう、というもの。そこに都会的で洗練されたニシクボさんのイラストが入ったら、グリッティの世界観がもっと伝わるはず、と思っていました。今回は引き受けてくれて、本当にありがとうございます! どうしてグリッティのオファーをうけてくださったんですか?
ニシクボさん:決め手はTwitterです。篠田さんが私をフォローしてくれたから、篠田さんのツイートとかも見てて、考えていることが一緒だなって。そこからお話があったので、この方向性なら間違いないだろう、と。
篠田:初耳だからとてもうれしい。私のツイート、ほとんど知り合いに向けた独り言なんですけど。
ニシクボさん:そこがよかった。そこが大きいですね。
ニシクボさんが思う「センスのある人」
sayurinishikuboさん(@hecchi)が投稿した写真 - 2016 6月 24 5:23午前 PDT
篠田:いま27歳のニシクボさんは、まさにグリッティ読者と同世代です。ニシクボさんが思うセンスのある人って、どんな人ですか?
ニシクボさん:ブレてない人。単に流行とかじゃなくて、自分が好きなものが明確な人。それがコテコテしてなくて、シンプルであるほうが好みです。あとは、質を見極めてモノを選べる人は、センスがいいなと思います。
ユニセックスなものが好き
sayurinishikuboさん(@hecchi)が投稿した写真 - 2016 7月 26 5:33午前 PDT
篠田:二シクボさんが描く女の子って、かわいいけどぶりっ子じゃない、媚びていない。そこがすごく好きなんです。そういう女性像は、意識して描いているんですか?
ニシクボさん:うーん、そもそも、いわゆる、かわいいイラストを描きたいとは思っていないんですよね。私は服もユニセックスが好きで、メンズもレディースも、どっちも出してるみたいなブランドが好き。そういう男女関係ない感じが、イラストにも出ているのかもしれません。女の子を描くからといって、かわいいだけには寄りたくないというか。
篠田:たとえばファッションだと、都会のいまの女の子で、イケてるなって思うのはどんな子?
ニシクボさん:自分に似合うものがわかっていて、それを着こなせている人。かっこいいなと思うのは、そういう人ですね。
篠田:自分の好きなものがわかってて、それが似合っているとさらにいい、と。
ニシクボさん:そうそう。そういう人って、かわいさというよりは、かっこよさを漂わせている気がします。
篠田:シャープさというかね。不思議ですよね。
もっと聞きたい! ニシクボさんの好きなもの
まだまだニシクボさんに聞きたいことがいっぱいの篠田。質問のあれこれを、Q&Aでご紹介します。
Q:好きなアーティストは?
A:解散しちゃいましが、SAKEROCKが大好きです。あと星野源さん、大好きです。おもしろいことをしている人にとても惹かれます。女性でいうと、ダンサーのアヤバンビさん。彼女たちのかっこよさに刺激をもらっています。好きだと、ついつい描いちゃっていることが多いです。
Q:お休みの日は何してる?
A:本とか雑誌とか、活字を読んでインプットしなきゃと思うんだけど、時間ができると何か描いちゃってます。おいしいお店を探したり、ひとりで飲みに行くのも好き。
Q:メインで使っている画材は?
A:ダイソーの画用紙と、無印良品の黒ペン。いろいろ使ってみたけど、これが1番しっくりきました。
Q:絵を描くときに大切しているのは?
A:余白とバランス。
Q:仕事はどこでする?
A:家で描けないので、スタバが多いかな。ローファットのダブルトールラテが好き。
Q:今後の野望は?
A:シティボーイ、シティガールをたくさん描いていきたい。
東京の女子を表す言葉を作りたい
じつは篠田にも、ニシクボさんと一緒に叶えたい野望があります。それは、東京の女子を表す言葉とイメージを作り出すこと。
篠田:パリジェンヌとかニューヨーカーみたいに、東京で生きる女性を表す言葉とイメージがあったらな、って。それをニシクボさんと一緒に作っていきたい!
好きなもの、かっこいいと思うもの。話すほどに、2人の共通点が多いことに驚きました。
ニシクボさんのカバーイラスト、お楽しみに!
イラスト/ニシクボサユリ 写真/グリッティ編集部 文/田邉愛理
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