• このエントリーをはてなブックマークに追加
絶対また来ると誓った。仕事をがんばりたくなるハワイ、ラナイ島
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

絶対また来ると誓った。仕事をがんばりたくなるハワイ、ラナイ島

2016-09-29 23:00
    いい仕事をするためにハワイへ行く――。

    前回ご紹介したのは、海も山も食も全方位で心を解き放ってくれるマウイ島

    今回は、またがんばろう、がんばりたい! と自然に思える場所・ラナイ島をご紹介します。

    島の98パーセントを買ったラリー・エリソン

    ラナイ島を有名にしたのは、オラクルの元CEO、ラリー・エリソン。

    島の約98パーセントを買い、ラナイ島にあるホテル「フォーシーズンズ リゾート ラナイ」のオーナーでもある人。

    エリソンがこの島を買ったのは、手つかずの自然に魅了されたから。そして、その自然をそのまま残したいと思ったからだそう。

    そんなリソンの思い通り、いまも島の自然はそのまま残されていました。

    失業者ゼロ、ホームレスゼロのピースフルな島

    エリソンが島の大半を買い取った、と聞いて気になっていたのが、そこに住む人たちの気持ち。

    ハワイ諸島のなかで、人口が約3,100人ともっとも少ないラナイ島。

    実際、住んでいる人に話を聞いてみると、

    「とても安心できる島だよ。犯罪がゼロだから留置所があっても入る人がいないんだ」

    「家の鍵はかけたことがない。泥棒なんていないから」

    「失業者ゼロで、ホームレスもいない。すごく平和なんだ」

    「ラリー・エリソンのことはみんな大好きだよ。気さくで本当にいい人だし、島のことをよく考えてくれている」

    と好意的な意見ばかり。自分の住む土地が誰かに買われたら、少し恐れてしまいそうという、先入観が一気に打ち砕かれました。

    プライベートが守られた大人のリゾート

    ピースフルな気持ちがあふれているラナイ島。

    ステイ先は、エリソンがオーナーの「フォーシーズンズ リゾート ラナイ」へ。そもそもラナイ島にはホテルが3つしかないので、選択肢は限られています。

    「フォーシーズンズ リゾート ラナイ」は、大人のリゾートそのもの。扉がなくオープンなエントランス。そこをくぐると高い天井の吹き抜けがあるロビー。

    その先に広がるのは、プールと海。客室のどの部屋からも見える海は、全米ベストビーチとして知られるプロポエ湾。島をおおう赤土とビーチの白と海の青のコントラストは、ほかでは見ることができない絶景です。

    ホテルから直結しているビーチは、宿泊者専用なので、ほとんどプライベートビーチ状態。

    ホテルのなかも、ハワイを感じさせてくれる花やグリーンがたくさん。リゾート気分を盛り上げてくれます。

    そして、ホテルのいたるところで見られたオリエンタルなインテリアたち。桐でできたタンスや池を泳ぐ鯉。日本らしい雰囲気がより一層リラックスさせてくれます。

    ホテルのスタッフに聞いてみると、

    「エリソンが若いころ、日本へ旅をしたときに、日本が大好きになりました。だから、ここのインテリアにも日本の調度品を置いているのです。完全に彼の趣味ですよ」

    と話してくれました。

    エクストリームと静寂が混じる「神々の庭園」

    ラナイ島のなかでも、手つかずの自然を強烈に感じるのが「ケアヒアカヴェロ(神々の庭園)」。

    島の中心部、ラナイシティから車で約45分。舗装されていない道を、車でどんどん進んでいきます。

    乾燥した赤土の砂ぼこりと、時間が止まってしまったような乾いた木々。手つかずの自然そのままの姿を目にして、思わず息をのんでしまいます。

    車の窓を開けていると、赤土がどんどん入ってくるほど風も強い場所。途中、エクストリームなスケートの撮影にも出くわしました。そんな撮影が行われるほど、険しい道が続きます。

    荒れた道の終点に出てくるのは、ゴツゴツとした自然石が散らばっている「神々の庭園」。巨大な岩や石の塔が全面に広がっています。ハワイの島から島へと吹く強い風によって、散らばった石たち。自然がつくったその配置。その偶然を大切にしているために、人間が手で動かすことは禁止されています。

    乾いた赤土と石や岩たち。月面のような世界に、強い風の音。時間の流れがわかるのは、はやい雲の動きだけ。数世紀にもわたってできた「神々の庭園」。厳しい環境でもそこで生きている植物をみると、ただただ自然は強い、と感じられる場所です。

    また来たい、と誓いたくなるノーフォークマツの並木道

    そして、ラナイ島らしい景色といえば、ノーフォークマツがずーっと続く道路。写真を撮るのにも絵になるし、見ているだけでスーッと気持ちが静まっていきます。一定の間隔で並んでいるマツが永遠に続いていくように、まだまだ続く自分の人生を重ねていました。

    自然の強さと大人のリゾートが味わえるラナイ島。また仕事をがんばってここに来よう! と誓いたくなる場所です。

    有休ハワイ

    撮影/出川光 取材・文/グリッティ編集部 取材協力/ハワイ州観光局



    【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】

    RSSブログ情報:http://www.glitty.jp/2016/09/057562lanai_hawaii.html
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。