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買う→返品→買うのループ。アメリカのショッピングってお気楽だね
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買う→返品→買うのループ。アメリカのショッピングってお気楽だね

2017-01-15 18:00
    ホリデーシーズンが終わったアメリカでは、店はとてもお得なセールばかり。75%OFFなんてのも、珍しくありません。

    クリスマスが終わってすぐのセールは、あれ? 思ったより商品が少ない、という印象。

    ところが、そこから毎日毎日どんどん商品が増えていくのです。そう、返品タグ付きの。

    返品の理由は「心変わり」

    Nordstromさん(@nordstrom)が投稿した写真 - 2016 12月 28 2:34午後 PST

    アメリカは返品大国。

    とくにクリスマス後は、ギフトでもらったものを返品に来る人でごった返し。カスタマーサービスは、返品を持って並ぶ人で長蛇の列。返品された商品は、どんどん店頭に出され、お得なセール商品は増えていきます。

    日本のファッション業界で長年働いていた私からすると、返品商品=B級品扱い。ファミリーセールやB級品セールで出すことはあっても、店頭に出すことはありません。

    そもそも日本人は、よほどの理由がない限り、返品はしないことがほとんど。そのため、返品されるものといえば、ほつれている、パーツが取れているなど、本物のB級品です。

    ところが、アメリカは違います。なぜなら、返品の多くが「心変わり」だから。「やっぱりいらなーい」というのが、返品の理由なのです。

    そのため、いちいち返品商品をB級品扱いにしていたらもったいない、というのがアメリカの考えかた。

    何年たっても返品できるデパートのサービス

    Nordstromさん(@nordstrom)が投稿した写真 - 2016 11月 25 2:57午後 PST

    返品大国アメリカのなかでも、素晴らしい対応をしているのが、デパートのNORDSTROM(ノードストローム)。

    なんと、購入された商品はいつでも返品に応じている、とのこと。そう、いつでも。何年後でも。

    店の利益よりも、顧客満足度を優先するというビジネスモデルが話題となり、日本のファッション業界からも注目されています。

    実際に、NORDSTROMで働いている友人・アシュリーによると、何年も前に買ったドレス(タグあり)を返品に来た人や、いつ買ったかも覚えていないニット(タグなし)を返品に来た人、明らかに何年も着用したであろうコートを返品に来た人など、数々の返品エピソードがあるのだそう。

    「クリスマスの後はもう地獄よ。ギフトの返品ばっかり!」と嘆いていました。

    そんな彼女も、ハイブランドのよい返品があると、店頭でセールとして出されるやいなや購入してしまうそうです。

    返品ありきでモノを売る潔さ

    Nordstromさん(@nordstrom)が投稿した写真 - 2016 12月 26 8:26午前 PST

    アメリカのデパートでは、商品を買うとタグの裏側に返品用バーコードのシールが貼られています。

    返品に来たときに、そのバーコードをスキャンするだけで、簡単に処理できるからです。

    始めから返品対応を考えて売る、そんなスタイルに潔さを感じます。

    最近話題のオンラインファッションサイトでも「着てみて嫌いなら返品OK」というのが当たり前。ますます返品文化に拍車がかかります。

    そんな私も年明け早々、クリスマスにもらった大量のギフトのなかから、サイズが合わないものを持ってNORDSTROMの返品の列に並んでいました。もうすっかりアメリカンです。

    写真/gettyimages

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    RSSブログ情報:http://www.glitty.jp/2017/01/059807america_shopping.html
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