そのなかでも、セックスとヴァギナの関係については、誤解していることがたくさんあります。
そこで今回は、他人には聞きにくいセックスとヴァギナの関係性の真偽についてチェックしてみました。
セックスレスだと、ヴァギナが小さくなる?定期的にセックスをしていないと、ヴァギナがだんだん小さくなってしまう、という都市伝説のような話。
じつはこれ、まったくの嘘。
産婦人科医のゲンマ・フルガド先生によると、
「閉経を迎えていない女性や、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌に何の問題もない女性の場合、セックスレスでヴァギナが縮むことはない」
とのこと。
逆にセックスのやりすぎで、ヴァギナが大きくなるということもありません。
セックスをしていないと徐々にヴァギナが小さくなっていくというなんとなくのイメージがありましたが、そんなことは全然ないのです。
セックスレスの期間が長いと濡れにくくなる?長いブランクのあと、いざセックスをしようとしてもなかなか濡れなくて、挿入するとき痛いのでは? という恐怖感があります。
でも、ブランクがあると濡れにくいというのは嘘。
「『濡れる』という現象は、エストロゲンによってヴァギナ全体の血液循が活発になることで生じます。エストロゲンが通常分泌されている限り、『濡れにくい』ということはありません」
と語っています。
それでもたまに『痛い!』と感じてしまうのは、久々のセックスに対するナーバスな気持ちが、ヴァギナの痙攣を引き起こしていたり、はたまた性的興奮が足りないのが原因のようです。
セックスの感覚を取り戻すために、イメージトレーニングをしてエロティックな気分を盛り上げてみるといいかもしれません。
セックスレスは生理周期に影響する?セックスレスでいると、PMS(月経前症候群)が重くなって生理周期に影響が出る、というなんとも信ぴょう性がありそうな噂。
これもまったくの嘘。
同じくゲンマ・フルガド先生によると
「生理周期の不順は、ヴァギナの上部にある子宮が収縮することで生じます。
生理が始まる前後のお腹の痛みも、子宮が極端に収縮しすぎて、十分な酸素が筋肉の組織に行きわたらないことが原因」
なのだそう。
毎月憂うつになる生理とセックスにもまったく関連性がないのには驚きです。
自分ではわかりづらいため、インターネットや噂で聞いた話をそのまま信じ込んでしまっていることの多い、セックスとヴァギナに関するあれこれ。
でも、そのなかには事実でないものがたくさん紛れ込んでいます。
真実がわかったいま、セックスの有無に関係なくヴァギナはいつだってヴァギナなんだ! と、ちょっとうれしくなりました。
イラスト/ニシクボサユリ
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