フワッとした服着ているからお腹が出ているように見えるのか、はたまた本当に妊娠しているのか、見た目だけでは区別がつかないときがあります。
もし本当に妊婦さんだったら席を譲りたいけれど、違っていたら失礼だし...。
そんなモヤモヤを取りのぞくべく、ロンドンのクリエイティブ・エージェンシー「10X」によって開発されたのが、『Babee on Board』。いわゆるマタニティマークのアプリ版です。
「あの人妊婦かな?」のモヤモヤがなくなるアプリ「ギズモード・ジャパン」によれば、このアプリには"席をリクエスト"と"席を譲る"の2つのバージョンがあるとのこと。
妊婦が利用するのは"席をリクエスト"のバージョン。3.99ポンド(約580円)と有料になっていて、利益は100%、慈善団体「Project Healthy Children」に寄付されます。
また、"席を譲る"バージョンは無料で誰でもダウンロードできるとのこと。
仕組みとしては、妊婦がアプリから席をリクエストすると、近くにいる"席を譲る"のアプリを持っている人に通知がいくのだそう。
「席を譲ってもらえるとうれしいな」という妊婦の希望と、「譲ってあげたいけど、妊婦なのかどうかわからないな...」というまわりの人の戸惑いを、いっきに払拭してくれます。
まだまだ課題あり。日本に上陸する可能性は?とはいえ、「Babee on Board」はBluetoothでの通信なので、電車に乗るときは常にBluetoothをオンにしておかないと、いくら待っても通知はやってきません。
そもそも多くの人がこのアプリをダウンロードしておかなければ、あまり意味がないような気がするし。
本当はアプリなしでも自然と席を譲り合えるのがいちばんいいことだと思うのですが...現実はなかなか難しいみたい。このアプリがきっかけのひとつになってくれれば、と思わずにはいられません。
もしイギリスで実用化が証明されれば、日本に上陸する可能性もあるわけで。そのときはようやく電車でのモヤモヤから解放されるのです。
文/浦田昆
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