そんななか、「ウルトラリッチ」と言われるアジア(とくに中国)からの女子たちが、数億円するアパートメントをどんどん購入していく、という噂をよく耳にします。
そんなサンフランシスコのウルトラリッチなアジアンガールのひとりに、あるとき、パーソナルスタイリストを頼まれました。
住んでいるアパートメントは1億5千万円。使えるお金は無限大DOROTHY WANGさん(@dorothywang)がシェアした投稿 - 2017 1月 26 8:35午後 PST
今回、知り合いを通じてパーソナルスタイリストを頼まれたのは、26歳のサニー(アジアからやってくる移民の多くは、発音しやすいよう英語名を自分でつけていることが多い)。
昨年中国から留学のためにサンフランシスコにやってきた、有名美術大学アカデミー・オブ・アートの学生です。
サニーの両親は中国で貿易ビジネスをしているそうで、毎年かかる数百万円の学費だけでなく、彼女が住むサンフランシスコのど真ん中にあるアパートメントは、親が日本円で約1億5千万円で買ってくれたとのこと。
生活費、食費、そのほか彼女が月に使う金額は無限大。
そんな彼女は、全身ハイブランドで身を固めたコーディネートと、真っ赤なアルファロメオで登場しました。
サニーが依頼してきたのは、なんと学校用のコーディネート。「日本女子っぽい」コーディネートを求めているため、日本人である私にスタイリングを依頼してきたのです。
予算の上限はなし。
「親から欲しいものはすべて買っていいと言われているの」
17,000円のトップスにひと言。「そんなに安いの?」CLASSY BABES DO IT BETTER.さん(@classybabesdoitbetter)がシェアした投稿 - 2017 2月 16 5:00午後 PST
金額を気にしないでいいのは、ありがたいようで、じつは困る。
私は、いつもシャネルやプラダなどのハイブランドに身を包む彼女に、アメリカのインディーズブランドの服でコーディネートを提案してみました。
「新しい! やっぱり日本人のセンスだわ」とよろこんでくれたのはいいけれど、例えばトップスの150ドル(約17,000円)という値段に「そんなに安いの?」と眉間にしわを寄せられてしまうと、困ってしまいました。
17,000円のトップスは決して安くはないはず。でも、シャネルのトップスは17,000円ではたしかに買えません。
人と違う新しいものが好きなサニーは、最終的には、私の提案したカジュアルなコーディネートすべてを気に入ってくれました。
「お金があることが悪いことなの?」M.D.さん(@by_md)がシェアした投稿 - 2017 2月 16 11:03午前 PST
いままで世界中を旅してきたサニーは働いたことがありません。
大学を卒業したら中国に帰るの? と聞いてみると、サンフランシスコに残って、両親からの投資をもとにファッションビジネスをする予定だ、と話していました。
彼女のまわりには、同じような境遇のリッチ、いや、ウルトラリッチなアジアンガールがたくさんいます。
「私たちのことを、"超リッチな中国のお嬢さん"とバカにする人たちがいるけど、お金があることが悪いことなの? 腹が立つ」
と流暢な英語で話していました。
私が組んだカジュアルなコーディネートに身を包んで、サンフランシスコの街にとても馴染んでいたサニー。
でも、その手には数億円はするだろうダイヤやサファイヤがキラキラ。7個持っているというエルメスのバーキンを助手席に投げ入れると、プレゼントだと言ってシャネルの紙袋をくれました。
ウルトラリッチなサニーのようなアジアンガールたち。今日もサンフランシスコのどこかのパーティに繰り出しているんだろうな。
写真/Shutterstock
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