女性に毎月やってくる生理。

できればゆっくり自宅で過ごしたいけれど、病気というわけではないので、会社を休むことをためらってしまいます。

じつは、生理痛がつらいのに会社を休めないジレンマを抱えている女性は、思っている以上にたくさんいるんです。

70%の女性が生理痛に耐えながら仕事をこなしている

佐藤製薬がおこなった、442人の20〜30代の女性を対象にした生理に関する調査。

その結果によると、「仕事中に集中できないほどの生理痛を感じたことがある」と答えた女性は、全体の53.2%にのぼりました。

半数以上の女性が、仕事中につらい生理痛と格闘しながら仕事をこなしているのです。

また、そのなかで、「生理痛で会社を休んだことがある」と回答したのはたったの30%。

70%の女性が、痛みを抱えながらも「休みたい」と言い出せない、そんな窮屈な環境で働いていることが判明しました。

男性だけでなく、女性の同僚や上司にも休むと言い出せない

どんなにひどい生理痛でも、会社を休むと言い出せない...。

その理由は、上司や同僚からの視線にありました。

「男性と女性の同僚・上司、どちらの反応が気になる?」という問いに関しては、「男性」と答えたのが55.9%、同性である「女性」と答えたのは44.1%と、約12%しか変わりませんでした。この結果には、ちょっとびっくり。

同性である女性の同僚・上司になら、生理痛のつらさをわかってもらえるはずなのに、実際はシェアできないでいるようです。

「たかが生理痛で休むなんて怠けてる」

そう思われるのが怖くて言い出せない気持ち、なんだかわかります。

生理痛のつらさは人それぞれ。だからこそオープンに話す

生理はもちろん病気ではないけれど、耐えられないほどの痛みを感じることもある。

毎回激しい痛みを感じる人もいれば、まったく痛みを感じない人もいるので、なかなか他人の生理痛のつらさは理解できません。それが男性ならなおさらです。

だからこそ、生理のことをもっとオープンに話せる環境を作ることが大切。実際に、生理のことが話しやすくなるようなアプリも登場してきています。

働く女性がもっとのびのびと仕事をするためにも、生理に対する偏見を取り払って、理解を深めていくことがいま必要です。

[佐藤製薬]

写真/Shutterstock

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