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男性との会話が弾まない。でも、結婚したい。
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男性との会話が弾まない。でも、結婚したい。

2017-04-03 23:00
    4月、新年度、始まりの季節。

    ようやく外に出られるほど暖かくなってきたし、そろそろ物理的にも精神的にも冬眠モードから抜け出さなくちゃ。よし、婚活だ!

    ...と、恋愛冬眠から抜け出て、もそもそと動き出す東京女子を観測できるこの季節。

    しかし、婚活を始めてみたものの、早々に「私にはムリ...」と言う女性が出てきます。

    話がまったく盛り上がらない問題

    なかでもよく聞くお悩みが「会話が続かない」問題。

    「話がまったく盛り上がらない」

    「何をしゃべったらいいのかわからない」

    「話が続かず十数分で沈黙する」

    「最後はふたりしてスマホをいじっていた」

    その後に皆が付け加える「真面目でいい人そうだったけど私にはちょっと...」。

    婚活面談は「会話」がメインコンテンツ。この会話がうまく続かなければ結婚候補から外れるのは宇宙の理です。

    楽しく会話できた人からは選ばれない問題

    このような「会話が続かない」問題で悩む女性が同時に抱えるのが「楽しく会話できた人からは選ばれない」問題。

    「自分がときめいた人からは2回目以降のお誘いが来ない」

    「自分はすごく楽しかったのに、相手からはあまり会話ができなかったと言われてしまった」

    自分がいいなと思った人からは選ばれず、そうでない人との会話は続かずにストレスばかりがたまる...。さっぱりマッチする気配がないことに衝撃を受ける婚活初心者女子はわりといます。

    婚活で男性との話が弾まない。でも、結婚したい。

    長い人生をともに歩む人なのだから、一緒に楽しい時間を過ごしたい。でも、一緒にいて話が弾む人が見つからない。でも、結婚したい。

    理想と現実の狭間で「でも...」「でも...」と揺れ動く彼女たちの何人かは「やはり自分に婚活は合わないのでは?」「自然な出会いじゃないと無理なのでは?」と婚活をやめようとし、何人かは「親からは『男は無口なもの』『とりあえず結婚しろ』と言われたから、やっぱり高望みなのかな...」と、「一緒にいて楽しい人」という条件を外そうとします。

    「会話が続かない」問題の正体

    しかし、ここで「婚活をやめる・やめない」「条件を変える・変えない」の決断をするのは早計です。

    なぜなら、彼女たちの言葉には「相手が会話を楽しみ、一緒にいて楽しいと思ってくれたかどうか」という視点がすぽーんと抜けてるから。

    「会話が続かない」「一緒にいて楽しいと思った人からは選ばれない」と悩む女性たちの多くは「会話やアプローチにおいて、ガチ受け身」という共通点があります。

    本人たちはそのつもりはないのですが、彼女たちの態度は「会話」というコンテンツを提供してもらう「お客様」です。だから相手が会話がうまいタイプだと「楽しい」と感じ、それほど会話に慣れていないと「つまらない」と感じます。「会話が楽しく続くか」が相手のスキルに全依存してる状態です。

    会話スキルが高い「おもしろくて一緒にいて楽しい」タイプは、誰に対しても楽しい会話を提供できますが、本人が楽しいかどうかは別物です。相手が受け身な「お客様」だと「なんか話が盛り上がらなくてつまらなかったな」と感じて結婚候補から除外しがち。

    一方で、婚活をしている男性には、これまで出会いがあまりなく、女性を楽しませる会話スキルと経験を持たないタイプが大勢います。彼女たちはこうした「不器用で会話スキルがあまり高くない」タイプを「一緒にいて楽しくない」とばっさり切る傾向にあります。

    「一緒にいて楽しいかどうか」というと、「フィーリング」や「相性」「運命」といったゆるふわなものに影響されると思いがちですが、単に「会話スキル」「インタビュー能力」の問題であることは結構あります。

    「一緒に会話を楽しむ」という視点が大事

    「一緒にいて楽しい」ってすごく大事なことだと私は思います。これからの人生を一緒に過ごすのだから、つまらないよりは楽しいほうがいいに決まってます。

    でも、ここに「相手もまた楽しんでくれたかどうか」という視点がないと、結婚は難しいとも感じます。「私は会話スキルがないので、がんばって会話スキルを上げて私を楽しませてください」と丸投げしているようなものです。片方に負担をかけるような関係は、そもそも始まりにくいし、長続きもしにくいです。

    なので「会話が続かない」問題に悩む女性たちには、「自分が楽しいかどうかだけではなく、相手がどう感じているか」、「相手に会話のボールを投げてもらうことばかりを求めて、自分から質問したり話題を振ったりすることを怠ってないか」を考えてほしいです。

    たしかに、共通の知り合いがいるわけでもなく、同じ仕事をしているわけでもなく、趣味が一緒なわけでもない初対面の相手といきなり話をするなんてことは、慣れていない人にとっては大変なストレスです。でもそれは相手も同じなはず。

    「自分だけではなく相手のことも一緒に考える」のがパートナーシップの第一歩。「一緒にいて楽しいし、楽しませてあげたいな」と思える人が見つかるよう、頭に桜の枝を挿して大祈祷音頭を踊って応援しています。

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    撮影/出川光 文/ぱぷりこ

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