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先生が「スーパースターみたいね!」って言ってくれたの。Yumikaの原動力
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先生が「スーパースターみたいね!」って言ってくれたの。Yumikaの原動力

2017-04-18 14:00
    行動を起こす源──。それが原動力。

    世間からは「なんで?」と思われることでも、本人に聞くときちんと理由がある。そんな個人の「原動力」に迫ります。

    「職業はなんて言ったらいいかわからないけど、収入源はダンス。クラブとかイベントとかで踊ってる。いま入ってるダンスボーカルユニット『HugMee(ハグミー)』は、皆もともと友だちで、自分たちで何かやりたいよねってことで結成したの」

    ──ダンスの道に進むって決めたきっかけは?

    「大学4年生になって、就職どうしようってなったときに、とくにやりたいことがなくて。強いて言うなら、ダンスしたいとか、世界中飛び回りたいとか。OLも向いてなさそうだし、とりあえず就職はしないでおこうってなったの。そこからダンスがんばってたらご縁があって、イベントとかメディアにいろいろ呼んでもらったりして、いまはそれをがんばってるって感じ」

    ──そうなんだ。就職しないってとき、周りの反応はどうだったの?

    「うちの両親は自由にさせてくれてて。ていうか多分言っても聞かないから(笑)。私、昔からしたいことはしたいタイプだったから、尊重してくれたんだと思う」

    ──ひとりっ子?

    「ううん、お兄ちゃんいる」

    ──いくつ離れてるの?

    「んー、2、3個 (笑)」

    ──そこ曖昧なんだ(笑)。大学を卒業したら就職っていう人が多いなか、Yumikaは自分の好きなことをするっている選択をしたわけだけど、それについて何か言われたことはある?

    「就活をしないときがいちばん言われたかも。友だちとかに『なんで就活しないの?』って。『え、なんで就活するの?』って言った(笑)。でも、そういうことじゃない? 『なんで髪ピンクなの?』『じゃあなんで髪黒なの?』みたいなね。理由があってしてるから。かわいいもん」

    ──ピンク好きなの?

    「うん。それに、ダンサーって目立ったもん勝ちだし、覚えてもらえるから。私、どこか事務所に所属してるわけじゃなくて、ぜんぶ自分で仕事管理してるのね。だから、自分でいろんなところに顔だして、人脈を作らなきゃいけなくて。そんなときも名前は覚えられなくても『あー、あのピンクの子ね』みたいな感じで認識してもらえるから」

    ──自分で全部を管理するのって大変そう。どうやって管理してるの?

    「Googleカレンダーで管理してる。仕事ってなんでもそうだけど、信頼関係が大事でしょう? たとえばダンスのイベントをブッキングしてもらったのに『体調悪くて休ませてください』なんてことになっても、そんなの本当か嘘かわからないし、信頼問題につながるからさ、熱出ても踊ったりしてた。踊ってたら治ったよ(笑)。かわいくて踊れる子なんていっぱいいるから、中身が大事だよね。時間守るとか態度とかね」

    ──仕事って信頼がいちばんだもんね。ところで、Yumikaはいつから「人と違ってもいい」って思えるようになったの? 昔から?

    「私、昔は厳しい学校に通ってて。まあ、そのときもひとりだけスカート短くして反発みたいなのもしてたんだけど。でも、やっぱりそういうのは良くないって言われ続けるじゃない? それで、留学してみたいってなった。はじめは中3のときに一週間くらい短期でアメリカに行ってみたんだよね。そのときに、授業にサングラスかけて行ったの」

    ──サングラス(笑)!

    「絶対日本だったら、『なに、あの子?』ってなるし、先生から怒られるじゃん。でも、先生が『スーパースターみたいね!』って言ってくれたの。そのときに、『人と違うことが良いのか悪いのかって人次第なんだな。じゃあ私は自由でいたい!』って思ったの」

    ──その先生のひと言がYumikaの考えかたを変えてくれたんだね。そのあと高校の3年間をアメリカで過ごしたんだよね?

    「そう。でもね、高校3年間アメリカに留学して、日本に帰るってなったときに、空港着いたらパスポートがなくて(笑)」

    ──え、なくしたの?

    「そう、なくしちゃってたの。住んでた寮も出ちゃってから、もうホームレスなわけよ。で、友だちの家を転々として、日本の領事館があるボストンに行かなきゃいけなかったり、写真撮ったり、サインもらいに行ったり。大変だった(笑)。本当は日本に帰る前に、いったんニューヨークに行ってそのときの彼氏と合流する予定だったんだけど、この件でケンカしちゃって。私もピリピリしてたし、向こうは向こうで『早く来てよ』みたいな感じだし。それでもうバチバチ(笑)。結局別れた」

    ──それは忘れられないエピソード(笑)。海外旅行もけっこう行ってるみたいだけど、最近だとどこに行ったの?

    「この前はひとりでハワイ行った。最初は旅行するときに友だちを誘ってたんだけど、だんだん予定合わせるのとか面倒くさくなって。ちょっと勇気ふり絞ってひとり旅に1回行ってみたら、ぜんぜん余裕だったの。もともとアメリカにひとりで留学してたから、抵抗もあんまりなくて。それ以来は、旅行はひとりでいいかなって」

    ──ほかにはどんな国行ったの?

    「モンゴル、ドバイ、アメリカ、ハワイ、ケニア、カタールに行ったよ。日本人にとって未知な国が好きなの。どんな国なんだろう? っていう、想像のつかないところが好き。まだ行きたいところはいっぱいある。たとえばスラム街とか、インドのすごく汚いところとかに行ってみたい。日本にないようなところに行ってみたいって感情がある」

    ──どこの国がいちばん好き?

    「日本。海外から帰ってくるたびに、『自分って日本人なんだな』って実感する。ご飯美味しいし。いろいろな国行くと、結局日本がいちばんいい! ってなる」

    ──海外で予想外のこととかなかった?

    「だいたい英語が通じるところに行くんだけど、モンゴルは本当に通じなくて。だから3日くらい無言だった(笑)。でも、おもしろかったな。女の子ひとりでいると店員さんがやさしかった」

    ──Yumikaってどんな状況も楽しめるからすごいよね! いま何してるときが楽しい?

    「えー、毎日何してても楽しい。ご飯食べてても『あー美味しい』ってなるし。私なんでこんなに楽しいんだろう(笑)。でも、ネガティブなことを言う人と一緒にいるとテンション下がったりはするかな。『あの店員さんめっちゃ態度悪くない?』って友だちが言ったとしたら、『別にどうでもよくない? ほっとけほっとけ』ってなる(笑)。あと、『なんか楽しいことないかなー』っていう人」

    ──毎日楽しいって最高(笑)。人生で辛かったなってときはあった?

    「あるある。留学先のアメリカで苦労したこともあったな。言葉が通じなかったし、友だちとのトラブルもあったし、軽い差別みたいなのもあったし。まあ、でも、『なるほどね』って感じ(笑)。結果、乗り越えて楽しかった」

    ──じゃあ、少し話変えようかな。恋愛とか、最近どう?

    「私、恋愛ほんと向いてないんだよね。すぐに冷めちゃう。彼氏に対して厳しいんだよね。たとえば、友だちが電車で脚組んでてもそんなに気にならないけど、彼氏が組んでたらめっちゃ冷めちゃう。注意はするけど。マナー守らない人は冷める」

    ──たしかにマナーは大切だよね。普段どこで遊んでるの?

    「渋谷、新宿、六本木、高田馬場とか。『人混みヤダ』っていう人多いけど、私は人が多くてごちゃごちゃしているところが落ち着く。でもひとり行動が多いかも。ひとりで行動するのがラクなんだよね。私すごくせっかちなの。だから、人に合わせるのは苦手で...。席ついたらすぐに注文したいし。席ついて即『ハイボール!』みたいな(笑)」

    ──ひとりがラクっていうの、すごくわかるー。SNSとかはやってる?

    「やってるよ。TwitterとかFacebookとか。でも、インスタがいちばん使うかな。インスタはわりと華やかな生活を載せてて、ファンの人を増やすために使ってるけど、Facebookは友だち限定にしてるからすっぴんとかもぜんぜん載せちゃう」

    ──SNSは使い分けてるんだね。話を聞いてたら、自分のしたいことに向けてすごく一生懸命だよね。その原動力って何?

    「えーなんだろう。私ね、自分のことが大好きなの。変な話(笑)。ダンスがんばっている自分とか、踊ってて輝いてる自分とか」

    ──自分のこと好きって言い切れるってすごく素敵だね。

    「普通は思ってたとしても言わないよね(笑)。でも、ナルシスト的な"好き"じゃなくて、自分だからこそできた経験とか人生が好きなの。私に生まれて良かったって思う」

    ──これからどうしたいとかある?

    「毎日しあわせならいいかな。これになりたいっていうのはない。もちろんダンスは続けたいし、いろんなイベントに出たいけど、最終的には毎日しあわせで、家族で海外に旅行したりできたらいいなって感じ」

    撮影・取材/グリッティ編集部

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