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「生理や出産がどういうものか知らない」インターセックスのモデル、ハンネ・ギャビー・オディール
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「生理や出産がどういうものか知らない」インターセックスのモデル、ハンネ・ギャビー・オディール

2017-05-01 06:00
    雑誌「Vogue」のカバーや数々のランウェイで活躍する、ベルギー出身のモデル、Hanne Gaby Odiele(ハンネ・ギャビー・オディール)が、男性と女性両方の特徴を持って生まれたインターセックス(両性具有)であることを公表しました。

    USA TODAY」のインタビューでは、これまでタブー視されることの多かったインターセックスについて、自身の体験をもとに赤裸々に語っています。

    LGBTIQのI。男女両方の生殖器をそなえて生まれてくるインターセックス

    Hanne Gaby Odieleさん(@hannegabysees)がシェアした投稿 - 2017 4月 25 6:05午前 PDT

    染色体やホルモンの異常から、男女両方の生殖器をそなえて生まれてくるインターセックス。国連が発表した統計によれば、インターセックスは全人口の0.05~1.7%を占めるよう。

    日本はもとより、海外でもまだまだ認知度や理解度が低い現状があります。私自身も最近まで、ハンナのような人が存在することさえ知りませんでした。

    ひとつの体に男性と女性が混在するというのは、どういう感覚なんだろう...。

    2度の性別適合手術で、深く傷ついたことも素直に告白

    Hanne Gaby Odieleさん(@hannegabysees)がシェアした投稿 - 2017 3月 25 12:41午後 PDT

    インタビューで「生理や出産がどういうものか知らない。でも男性器はないから立っておしっこをするわけでもない」と語っていたハンネ。

    アンドロゲン不応症と呼ばれる状態で生まれたハンネは、10歳のころ、両親から言われるままに停留精巣を摘出しました。そのあと、モデルデビューした18歳のときには、膣を再建する手術も受けたのだそう。

    自分の意志でおこなったわけではない2度の性別適合手術で、心が深く傷ついたことも告白しています。

    「ただ自分らしくいて。ルールなんてない」ハンネからの心強いメッセージ

    Hanne Gaby Odieleさん(@hannegabysees)がシェアした投稿 - 2017 4月 20 11:56午前 PDT

    ファッションモデルとして、また表現者として、世間のタブーや偏見を打ち破り、いまではインターセックスを個性としてポジティヴにとらえるハンネ。

    インターセックスであることを恥ずかしく思い、苦しむ若者たちに向けて、

    「何かの役割に自分を当てはめる必要なんてない。ただ自分らしくいて。ルールなんてない」

    と力強いメッセージを送っています。

    これは、インターセックスではない私たちにだって当てはまること。体の形や性別にとらわれないで、自分が心地よさを感じるように生きていくフラットさって、見失いがちだけどとっても大切な気がします。

    どこか中性的で、妖精のような不思議な魅力があふれるハンネ。

    「私は私なんだから。インターセックスである自分が愛おしい!」

    ありのままの自分を受け入れる強さとポジティヴさに、心が動きました。

    USA TODAY

    写真/gettyimages

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    RSSブログ情報:https://www.glitty.jp/2017/04/062126intersex.html
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