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「優雅な生活が最高の復讐である」 #ふたりごと
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「優雅な生活が最高の復讐である」 #ふたりごと

2017-06-28 22:30
    「あ、あ、ありえない!」大ピンチ

    よく考えてみたけど、仕事ではあまりない。というか、もはや覚えてない(笑)。

    撮影当日に荷物が届かなかったってことはあった。そのときは、深刻な顔をしながら、ほかの方法を考えたり、スケジュールを組み直したりして。

    でも、心のなかでは、「絶対になんとかなるはずだー」って思ってた。

    ピンチのときのほうが、いつもよりも冷静になれる

    プライベートでの大ピンチはね...。

    1年くらい前のこと。その日はあまり寝てなかったから夕方に少しだけお昼寝をしていたの。

    ふと目が覚めて、ベッドでぼーっとしていたら、カサカサカサって音がして。

    ん? ひょっとして私の大嫌いなGが出てきたのかな? と思って音のする方へ行ってみると、どうやらカサカサと音を立てていたのは、コードレス掃除機のバッテリー部分だった。

    と同時に、ボンっという音と同時にバッテリーから炎が上がった。多分、20センチくらいの高さはあったと思う。

    固まった。頭のなか以外はね。

    「水をかけるべき?」

    「水に何かが反応して炎が大きくなっちゃうかもしれない」

    「あー、火災保険が切れてた気がする...」

    近くにある本の山を素早くどかしつつ、湿ったバスタオルをかけ、さらに上からバスタオルで叩いてなんとか火を消した。

    それでも、なかなか煙は消えなくて。急いで換気扇をつけて、窓を開けて、玄関に持って行き、たっぷりの水をかけて、バッテリーを写メ...。

    また火が出ると怖いから、こういうのに強そうな理系の元カレに電話(笑)。 状況をしっかり説明して、写メを送って、これからどうしたら良いかを確認。

    それから、消防署に電話して状況を説明。

    以前、サーフィンで波に飲まれて巻かれて、死ぬかもしれないと思ったときもそうだったけど、どうやら私はピンチのときのほうが、いつもよりも冷静になれるってことがわかった。

    残念なことに、いつもより頭の回転もはやいみたい。

    いつも大ピンチだったら、もっと出世してたかもしれない(笑)。

    さすが世界のYOKO FUCHIGAMI!

    最近、うれしい再会があった。

    集英社のファッション通販サイト「FLAG SHOP」の10周年を記念して開催された「FLAG SHOP ANNIVERSARY PARTY」。

    盛大にパーティをしていた様子はGLITTYの「YOKO FUCHIGAMIが断言『世界でいちばんおしゃれなアイテムはスポーツブラジャーよ』」って記事にも上がってたね。

    パーティは異様なほどの盛り上がりだったよ。さすが、世界のYOKO FUCHIGAMI!

    目先の自分の得だけでなく、もっと先まで深く考えられる気持ち

    今回は、そのFLAG SHOPからお声がけをいただいて、オリジナルブランドのデニムを監修させてもらったの。

    私は、長い時間デザインやディレクションを生業としてきたから、中途半端なことはしたくなくて。しっかりとコミュニケーションがとれて、作ってくれる人の顔が見える物作りがしたい、と言うことをまずお伝えした。

    そうしたら、私に声をかけてくれた理由がそこにあると言ってくれて。

    今回のデニムは完全なるジャパンメイド、岡山県児島産。

    児島は、デニムの町。あちこちにデニムにまつわる仕事をしているファクトリーがあるし、デニムストリートなるものもある。

    今回、デニムの加工をお願いしている「WHOVAL」というファクトリーは、世界のメゾンブランドも手掛けていて、信頼のできる工場。

    プチプラのアイテムが蔓延しているいま、どんな場所で、どんな人が、どんな想いを持って、どんな風に作っているかを色々な人に知ってもらいたかったから、デニムが完成するまでの15もの製造工程を取材させてもらったよ。

    こういう職人さんの、技や技術を磨く強い気持ちがもっと伝わったらうれしい。目先の自分の得だけでなく、もっと先まで深く考えられる気持ちを持ってもらえるような、そんな取り組みをしていきたいんだ。

    半ベソかいて友だちに相談にのってもらってた...

    じつは、このファクトリー、6年前にも一度訪れたことがあった。

    瀬戸大橋の麓の大自然のなかにあるファクトリー見学や、代表の石橋さんとの会話を通して自然と自分の方向性が見えてきたような気がして。いまの私にとって、とても貴重な経験だった。

    そのときは、自分のブランドを立ち上げていたんだけど、人生のなかで過渡期でもあった。

    色々な別れや婚約破棄に加えて、先方都合で何千万分の在庫を抱えることになったり!

    そういえば、これも「あ、あ、ありえない!」の大ピンチ、だね。でも、思い返せば、やっぱりなるようにしかならないって、わりと淡々としてたわ、私。

    とにかくコツコツと中身を豊かにしていくしかないから、映画を観まくったり、服飾史の勉強をしたり...なんて、半ベソかいて友だちに相談にのってもらってたけどね(笑)。

    親友に言われた言葉「優雅な生活が最高の復讐である」

    そのとき、親友から言われた言葉が「優雅な生活が最高の復讐である」。

    Living Well is the Best Revenge.──もともとはスペインのことざわらしいよ。

    つまり意に介さないってこと。自分が日々をより良く生きよう、丁寧に暮らそうとすることで、人のことよりも自分のことを大切に考えるようになる。

    それが、自分にとってベスト。

    この前のコラムに書いた「今を生きる」と同じ意味だって、私はとらえてる。

    岡山での思いもよらぬうれしい再会は、前よりも成長できてる自分を感じられて、ちょっとうれしかったな。

    久美ちゃんのうれしい再会話があったら、ぜひ聞かせて!

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