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閲覧注意。昆虫男子、グッチのショーへ呼ばれる
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閲覧注意。昆虫男子、グッチのショーへ呼ばれる

2017-07-03 18:30
    5月末、フィレンツェのピッティ宮殿で開かれた、グッチの2018年クルーズコレクションのショー。

    非日常の空間でアレッサンドロ・ミケーレ独特の世界が繰り広げられる場に、やや異色の人物が招かれていました。

    グッチのショーに招待された、昆虫ブリーダー男子

    Gucciさん(@gucci)がシェアした投稿 - 2017 6月 6 3:23午前 PDT

    Gucciさん(@gucci)がシェアした投稿 - 2017 6月 13 7:04午前 PDT

    そこで発表されたグッチのクルーズコレクションには昆虫モチーフが多用されていたのですが、それに関連付けてということなのか、昆虫ブリーダーの男性が招待されていたんです。

    Photo by Fred K.

    Photo by Adrian Kozakiewicz

    Photo by Brianboy

    Adrian Kozakiewiczさん(@insecthaus_adi)がシェアした投稿 - 2017 5月 28 6:23午前 PDT

    Adrian Kozakiewicz さん(@insecthaus_adi)がシェアした投稿 - 2017 5月 30 3:23午後 PDT

    男性、というよりもまだ「男子」と言ってもよさそうな雰囲気のAdrian Kozakiewiczさん。ドイツ在住の20歳の青年です。

    それでも本人のInstagramのプロフィールには、「ヨーロッパ最大の昆虫ブリーダーのひとり」としての実績が書かれています。

    また、「昆虫ブリーダー」というニッチな職業にもかかわらず、Instagramのフォロワーが記事執筆時点で、17万5000人。そして、フォロワーの多くは必ずしも昆虫ファンというわけではなく、Adrianさん自身のファンという人が多いように見受けられます。

    顔に虫を乗せてインスタ投稿。これが「バイラル・ゴールド」

    Adrian Kozakiewiczさん(@insecthaus_adi)がシェアした投稿 - 2017 5月 31 3:36午後 PDT

    彼が注目されている理由はいくつかあげられそうですが、まず珍しくて見た目にインパクトのある虫を育てていること。そしてなんといってもその虫をときには顔に載せて写真を撮っていることが大きいようです。

    WIRED」のインタビューでは、Adrianさん自ら「それ(注:珍しい虫)+ 顔に載せる=バイラル・ゴールド」と表現しています。

    Adrian Kozakiewiczさん(@insecthaus_adi)がシェアした投稿 - 2017 5月 30 3:32午後 PDT

    Adrian Kozakiewiczさん(@insecthaus_adi)がシェアした投稿 - 2017 6月 19 7:59午後 PDT

    Adrianさんは単なる「虫マニア」という枠にはまらず、虫を極めているからこそ生まれる注目度をてこに、活動範囲を広げています。グッチのショーだけではなく、テレビに出演したり、さまざまなメディアから取材を受けたりもしているとのこと。

    外見もいまの若者らしい雰囲気で、「虫好き」から受けるようなイメージ(偏見すみません)はまったくありません。

    昆虫ブリーダーの「これまでとこれからの僕」

    Adrian Kozakiewiczさん(@insecthaus_adi)がシェアした投稿 - 2015 11月 1 6:50午後 PST

    そもそも「昆虫ブリーダー」になるという発想がレア。ましてそれによって昆虫好きでない人までも惹きつけていくなんて、なかなかできることじゃありません。

    彼はどんなことを考えて現在の活動に至っているのか、直接本人に聞いてみました。

    ──プロの虫ブリーダーになろうって、最初から思ってた? それとも、趣味がいつの間にか仕事になったの?

    Adrian:最初からいつも、趣味を仕事にしたいって思ってたよ。

    ──ほかの仕事をしようと思ったことは?

    Adrian:ない。動物園の飼育係もいいなと思ったかもしれないけど、その場合はいまとだいたい同じですよね。

    ──ソーシャルな有名人として、ほかの分野の人とのコラボレーションの機会はますます増えていきそう。自分が有名になることについて、どう感じてる?

    Adrian:この感じをなんと言ったらいいかわからないけれど、とにかくいろいろな分野から問い合わせをもらっている。いまも何でもやってますよ。

    ──ニッチな趣味を持つ人は、「オタク」とか「変わってる」とか思われたくない、と恐怖を感じてしまうこともある。Adrianさんは、虫好きであることを公表してきたの? 虫好きであることで、周りの人との付き合いに影響はあった?

    Adrian:いままでずっと、しょっちゅう昆虫のことを話してきました。学校ではみんながそれを知っていたし、友だちが僕のやってることを悪く思うようなことはなかったよ。

    ──夢中になれるものを探すことを、難しいと思う人もいる。そんな人へのメッセージはある?

    Adrian:誰だって、好きなことをするべき。植物好きなら植物を育てたり、変わった種類を育ててみたり、とか。自分の好きなことならなんだってうまくいくはずだよ。たとえば絵が好きなら、一生自分のスタイルで絵を描くべきだと思う。

    Adrian Kozakiewiczさん(@insecthaus_adi)がシェアした投稿 - 2017 2月 3 6:30午前 PST

    何か気になるものごとがあっても「これってイケてるのかな」とか「自分より上手な人が100万人くらいいるはず」とか「ほかのこととの両立が難しい」とか、いろいろ考えて動きが遅くなりがちな私にとって、Adrianさんのポジティヴな姿勢はただ尊敬するばかり。

    専門的なことを仕事にしていると世界が狭まってしまいそうにも思えますが、Adrianさんの場合は専門的だからこそ外の世界とつながるチャンスが開けているよう。

    思い切って好きなことに打ち込んでみれば、やってみる前にくよくよ心配していいたことなんて実はまったくの杞憂、と気づくのかもしれません。

    Instagram, WIRED

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