ノープランでひとり旅。自分だけしかいないから、気の向くままに動こうと決めた。
ひとりの時間を求めて来たはずのに、地元の人にやさしくされてホッとしてる自分がいる。自分のなかで、少しずつ変化が生まれているのを感じている。
じつは、台湾の高雄に行こうと決めたのは、この動画がきっかけだった。
東京はとにかく流れがはやい。トレンドも、歩くスピードも、気持ちの移り変わりも...。
その流れに無意識に飲まれていて、東京のスピードに置いていかれないように必死になってる自分がいた。少し苦しくなっていた。
でも高雄なら、都会でせわしなく過ごす毎日とは真逆の、ゆったりした時間を心と体で感じられるはず...。
感性を磨きに。アートなエリア「駁二芸術特区」へ向かったのは、駁二芸術特区(ボアーユンシュークーチー)。高雄港の倉庫として使われていた場所をアートスポットとして再利用している。
周りを見渡すと、スマホを片手に友だちや恋人とアート巡りをしている若者が多い。
駁二芸術特区は高雄の若者にとってもホットなスポットのよう。
あちこちにモニュメントや壁画があって、ただ歩いているだけでも楽しい。まるで宝探しをしているみたい。
「おもしろい」とか「すごい」とか「かわいい」とか、見たまま感じたままを素直に受け止めてみる。「これはなんだろう...」と頭をつかってみる。
脳が動く。心が動く。かたくなっていた頭と心が、少しずつほぐれていくのを感じた。
看板も道路も建物も。街じゅうがアートに見えてきた駁二芸術特区でアートを見たら、不思議なもので、何でもないものすらアートに見えてきた。
お店の看板も。
木の実を守るための袋も。
ili(イリ―)で話しかけた自転車屋のお兄さんも。
アパートのカラーリングも。
さっきまでなんとなく歩いていた道までも...。
あらゆるものが私の足を止めてくれる。
気がついたら空の青さも美しいと、足を止める私がいた。そういえば思いっきり空を見上げたのなんていつぶりだろう。
風が気持ちいい。五感が研ぎ澄まされる。
日本に戻った後も高雄の魔法は健在。
東京、品川、渋谷、新宿...。車窓から見える、見慣れていたはずの街並みが目新しく感じられる。
つい立ち止まってしまう街、台湾・高雄。成田から4時間で行ける場所。
気軽にふらりと台湾へ、東京に疲れたらまたすぐに行こう。
[ili(イリー)]
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