彼女たちの「旅」は、ラグジュアリー感あふれるバカンスとは一風変わった、リュックを片手に世界中を飛びまわるバックパッカースタイルです。
普段の自分を見つめなおす。旅は心のメディテーション大きなバックパックを背負い、格安チケットとガイドブックを握りしめて、自由気ままな旅に出るオージーガールズ。
ニュージーランドの壮大な大自然のなかをウォーキングしたり、東南アジアのストリートを歩いたりと、普段のライフスタイルとはかけ離れた場所に、自分から進んで飛び込んでいくのです。
彼女たちにとって旅とは、自分自身を見つめなおし、新たな気づきを得るための、いわばメディテーションのようなもの。
仕事で成功しているキャリアウーマンでも、ボロボロのリュックを背負って格安バックパッカーを楽しんでいます。
格安チケットとシェアハウス。バックパッカー女子、メリッサの場合友人のメリッサは代表的なバックパッカー女子。
いままでに訪れたのは、タイやカンボジア、中国、ペルーや南アフリカなど数十か国にも上ります。
オンラインで格安チケットを手配し、泊まるのは世界中から旅人が集まる安いシェアハウス。
「どの国もすべて忘れられないけれど、とくに強烈な印象を受けたのがペルーのマチュ・ピチュ遺跡。とっても神秘的で本当にこの世に存在しているのかと思うぐらい、山の美しさに圧倒されたわ。
その後に小さな村を訪れたんだけど、そこで出会った無垢な子どもたちの笑顔も忘れられない。ペルーの人は太陽と一緒に生きてるんだなって思ったの」
そう語る彼女の顔は、とてもいきいきとしていました。
現地で出会った旅仲間とSNSでネットワーク作り学生のころから、バックパッカーでの世界放浪癖が身についているオージーガールズ。
もちろんひとり旅には危険もともなうことを重々わかっていて、
「治安の悪い場所には絶対に近づかないように注意しているわ。それから旅先の宿で出会った同じようにひとり旅をしている人たちとお互い情報を交換し合って、ネットワークを作るようにもしている。気の合う仲間を見つけて一緒に旅することもあるのよ」
とメリッサは話してくれました。
SNSのおかげで世界中に住む旅仲間とつながれるいま。今度はお互いの住んでいる国や場所を行き来する、といった楽しみもあるのだそうです。
その土地に生きる人たちに触れて、リアルな感動を味わえるバックパッカーの旅。楽しそうに旅の様子を話すオージーガールを見ていると、こんな旅の味わいかたもあるんだな、と興味がわいてきます。
写真/Visual Hunt
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