Wonder Womanさん(@wonderwomanfilm)がシェアした投稿 - 2017 5月 25 9:12午後 PDT
女性監督が描く女性の物語。そして、そのサウンドを支える女性ミュージシャンも見逃せません。
『ワンダーウーマン』のテーマ曲を演奏する31歳、ティナ・グオTina Guoさん(@tinaguo)がシェアした投稿 - 2017 8月 4 1:56午後 PDT
Tina Guoさん(@tinaguo)がシェアした投稿 - 2017 8月 5 8:22午前 PDT
映画『ワンダーウーマン』のサウンドを担当しているのが、ティナ・グオさん。
31歳のチェロ、二胡奏者。レコーディングアーティストでもあり、作曲も手がけます。
スーパーヒロインの活躍にぴったりの『ワンダーウーマン』のテーマ曲『Is She with You?』を、電子チェロで熱演しています。
この曲が最初に使われたのは、ガル・ガドット演じるワンダーウーマンが初めて登場した、2016年公開の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でした。
禁止されるからこそやりたくなる。クラシックとヘビメタの融合ティナさんは上海出身。クラシックの演奏家だった両親のもと、3歳からピアノを始めます。
渡米した5歳からは母親の指導でバイオリン、7歳で父親からのチェロのレッスンがスタートし、ずっとクラシック畑を歩んできました。
Tina Guoさん(@tinaguo)がシェアした投稿 - 2017 7月 28 8:41午前 PDT
そんな彼女ですが、いま使っているのは電子チェロ。音楽も、純粋なクラシックではなくヘビメタ調です。
ヘビメタに影響を受けたことについて、ティナさんはこう語っています。
禁止されているからこそやりたくなるっていう例だったんですね。両親はクラシックの音楽家で中国人で、わたしはとても保守的な家庭に育ちましたから。
1日最低でも8時間は練習させられたけれど、いまはそれに感謝しています。とはいっても、当時は苦しかったし、怒りを抱えた子どもでした。だから、ダークで攻撃的なものにひかれたんです。
でも、クラシックも大好きなんですよ。ジキル博士とハイド氏のような二面性といった感じですね。
(「Instyle」より翻訳引用)
こうしてティナさん独特の音色が誕生。
そして、世界中のオーケストラとの共演、CMやシルク・ドゥ・ソレイユの楽曲、『インセプション』『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の映画音楽など、ティナさんの活躍の場は無限に広がっているのです。
契約交渉はすべて自分で。男性社会をうまく生き抜くティナTina Guoさん(@tinaguo)がシェアした投稿 - 2017 8月 31 11:26午後 PDT
男性中心の音楽界で女性として不利に感じるかという質問には、
ほとんどの場合男性とやりとりしていますけど、私は自分の契約は自分で交渉すると言うたびに驚かれます。女性だからビジネスのことなんて知らないと思い込んでいる人もいるみたい。
でも、実際にはいろいろな面でやりやすいと感じています。男性中心の業界なら、女性ということですぐに目立つし、一生懸命仕事をして、すばらしい質の作品を提供すれば、尊敬を得ることができると思うんです。
(「Instyle」より翻訳引用)
とのこと。
自分で契約交渉し、実力で勝負。スカッとするコメントに、思わず拍手です。
「ティナのチェロは剣なんだ。それを持つとティナはワンダーウーマンになる」
と語るのは、作曲家ハンス・ジマー。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を手がけ、ティナを起用した映画音楽の巨匠です。
クラシックとヘビメタが融合したティナさんのパワフルな音色は、2017年9月9日(土)に日本公開の『ダンケルク』でも聴くことができます。どんなシーンに使われているのか、聴き逃せません。
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