生理のときって、イライラしたり甘いものばかり食べたくなったり、自分で自分をコントロールするのが大変...。

そんな、まだまだ知らないことが多い、生理と女子の行動パターンの関係性。

じつは生理って、ショッピングにも大きな影響を与えているんです。

生理の2週間前になるとショッピング欲が高まる

カナダにあるコンコーディア大学のGad Saad(ギャド・サアド)教授が、56人の女性の35日間における行動を記録したダイアリーをもとに、生理周期とショッピングの関係性についてのリサーチを発表しました。

毎日のショッピングのパターンから、美容ケア、食事内容、ファッションにいたるまで、その日一日どんなことに関心・興味があったのかを、細かくチェック。

集めたデータをくわしく分析した結果、56人ほぼすべての女性が、生理期間中はほとんどショッピングをせず質素な生活を送っていたのに対し、生理の始まる2週間前の排卵期には、積極的に欲しいものを買っていたことが明らかになりました。

排卵期にはセクシーなアイテムが欲しくなる

女性のショッピング欲が高まる原因として考えられるのが、排卵期に増加する女性らしさを生み出すエストロゲンホルモンの影響。

消費サイコロジストのKristina Durante(クリスティーナ・ドゥランテ)先生によると、

「この時期は、自分の容姿や外見を引き立たせたいというメスの本能がむき出しになるため、セクシーな下着やゴージャスなドレス、アクセサリーといった、男性の視線を意識したアイテムを買い求めたくなる」

とのこと。

逆に生理中は、エストロゲンホルモンが減少するため、ショッピング熱も徐々にクールダウンするのだそう。

自分のショッピングのパターンを振り返ってみても、「なるほど」と思い当る節が...。

生理前になると普段は欲しくないバッグやコスメがどうしても欲しくなったり、ネットショッピングにどっぷりハマったり、何だかいつもの自分のテイストと違うものが、急に気になりだしてしまいます。

でも、いったん生理が始まると、あんなに欲しいと思っていたものがウソのようにどうでもよくなってしまうのです。

スーパーへの買い出しは排卵期がベストタイミング

「女性の本能が高まる排卵期は、自分の外見にばかり意識が向くため、自分のおなかを満たすスイーツや高カロリーの食べ物には興味がわかなくなる」

と語るクリスティーナ先生。

逆に排卵期を狙って、食材をそろえにスーパーへ買い出しに行くと、冷静に必要なものだけを賢くショッピングできます。あれもこれもと欲張って「買いすぎ = 食べ過ぎ」を防ぐこともできそう。

一見何の関係もないように見えるけれど、じつは深いところでつながっている生理と女子のショッピング事情。

自分の生理周期を知ることで、もっと経済的にショッピングが楽しめそうです。

Period!

写真/Shutterstock

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