白馬に乗った王子さまと出会って結婚する──。

なんて、いまどき小学生だってそんな憧れは持ってないはず。

でも、それがもし現実になりそうだとしたら...?

沈黙を貫いてきたハリー王子の恋人が、ついにふたりの仲を認めた

Kensington Palaceさん(@kensingtonroyal)がシェアした投稿 - 2017 7月 7 7:00午前 PDT

イギリスのエリザベス女王の孫のひとり、ハリー王子。ちょうど今日、9月15日で33歳になりました。

Vanity Fairさん(@vanityfair)がシェアした投稿 - 2017 9月 5 4:00午前 PDT

そして、この1年あまり王子の恋人と噂されてきたのが、女優のメーガン・マークル。

これまでノーコメントを貫いてきたのですが、『Vanity Fair』最新号で、ハリー王子と恋愛関係にあることをはじめて公に語っています。

8月にふたりで過ごしたボツワナでの休暇で、王子からプロポーズされたのでは? という欧米メディアの憶測は、この公認でぐっと真実味を帯びてきました。

離婚歴、外国人、人種、宗教の違い。メーガンがバッシングされる理由

Peter Lindberghさん(@therealpeterlindbergh)がシェアした投稿 - 2017 9月 7 9:15午前 PDT

この交際が発覚して以来、イギリスの一部のメディアではメーガンはハリー王子にはふさわしくないと、バッシングする声があがっています。

その理由は、「離婚歴、外国人、人種、宗教の違い」。

えっ、もう21世紀だっていうのに?

現在36歳のメーガンはバツイチ。そしてロサンゼルス出身のアメリカ人、つまり外国人です。

メーガンの母親はアフリカ系アメリカ人、父親がヨーロッパ系アメリカ人。メディアでは、彼女がいわゆるハーフであることも取りざたされています。

また、メーガンがカトリック系の高校を卒業したこともハードルのひとつ。イギリスの国教は、国王か女王が首長となる「イングランド国教会」でキリスト教なのですが、カトリックとは分け隔てられているようです。

まわりのバッシングは雑音にすぎない。毅然な態度を見せるメーガン

そんなバッシングにもずっとコメントなしで通してきたメーガンは、この機会に毅然な態度を見せています。

Vanity Fairさん(@vanityfair)がシェアした投稿 - 2017 9月 5 12:22午後 PDT

わたしを理解してくれている親しい人たちが支えになっています。それ以外は雑音なんです。

(『Vanity Fair』より翻訳引用)

いちばんの理解者は、メーガンが「my boyfriend(彼氏)」と呼ぶハリー王子なのかもしれません。

つまるところ、状況はシンプルだと思うんです。わたしたちは、とても幸せで愛し合っているふたりの人間なんです。(中略)変わったのは他人の見方だけ。わたし自身は何も変わっていません。ずっと同じだし、恋愛関係で自分を定義したことだってありません。

(『Vanity Fair』より翻訳引用)

また、友人のセリーナ・ウィリアムズからも「自分を貫くべき。隠れてはだめよ」とアドバイスされたのだとか。

適応するしなやかさも持っていてほしい。いま、メーガンに望むこと

Vanity Fairさん(@vanityfair)がシェアした投稿 - 2017 9月 9 1:02午後 PDT

家族や王子の愛、友だちのアドバイスが心の支え。まわりの雑音にもブレず、自分を貫く決意を感じるたくましいメーガンの発言。

だけど、相手が王子、しかも世界レベルで知名度も人気も高いハリー王子という現実は避けられません。

ふつうの人と結婚したって避けられないのに、セレブ中のセレブと言えるハリー王子と結婚すれば変化は必至。それに適応していかなければなりません。

自分を貫く姿勢を持ち続けることはとても大事。でも、状況に応じて適応してゆくしなやかさも持っていてほしい。どんな関係にだって、どんな結婚にだってそれは必要だから。

たとえふりかかる変化に自分を見失いそうになっても、支えてくれる人がいればやってゆける。

ハーフの子どもを持つ母親として、そんなことを思いながら応援しています。

写真/gettyimages

Vanity Fair



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