この数年、プラスサイズ両性的な人など、既成概念を超えるモデルをどんどん目にするようになっています。 一度見たら忘れない。インパクト大のモデル、ラルフ・スフラン

IVY PARKさん(@weareivypark)がシェアした投稿 - 2017 9月 6 7:01午前 PDT

ビヨンセのブランド「Ivy Park」のInstagramを見ていたら、インパクト大のモデルがいました。

名前は、Ralph Souffrant(ラルフ・スフラン)。

Ralph Souffrantさん(@souffrantnyc)がシェアした投稿 - 2017 10月 3 9:52午前 PDT

ハイチ出身で、9歳のときにニューヨークへ移住。文化も言葉も違う環境で苦労したそうです。

握手をいやがられたり、仲間はずれにされたりと、外見と英語ができないことからのけ者扱いにされたことも...。

「ひとりの人間として理解してもらえなかった」と、インタビューで語っています。

疎外する前に、その人がどんな人かを理解するために時間をかけてくれればと思うんですけどね。そうすれば世界はもっとよくなるのに。

(「Papermag」より引用)

でも、183センチという長身と鍛えられえた体ゆえに、ときには見ず知らずの人からも勧められて、プロのモデルを目指すことになったとのこと。

仲間はずれだった子ども時代から、モデルとして注目を浴びるようになったラルフの言葉、心に刺さります。

個性を生かしたモデル活動。歌姫たちもあと押し

Ralph Souffrantさん(@souffrantnyc)がシェアした投稿 - 2016 2月 13 6:36午後 PST

Ralph Souffrantさん(@souffrantnyc)がシェアした投稿 - 2016 2月 14 10:37午後 PST

2年ほど前、モデルエージェンシーと契約したその日に、「Yeezy」コレクションの仕事が舞い込んできたという強運の持ち主。「Yeezy」は、ラッパーのカニエ・ウェストがアディダスとコラボしているブランドです。

IVY PARKさん(@weareivypark)がシェアした投稿 - 2017 9月 10 9:02午前 PDT

そして今秋、ビヨンセの「Ivy Park」のモデルに起用。ブランド初の男性モデルとなりました。

FENTY PUMA BY RIHANNAさん(@fentyxpuma)がシェアした投稿 - 2017 9月 26 10:25午前 PDT

さらに、リアーナの「フェンティ × プーマ」コレクションにも登場しています。

「Back to school(新学年が始まる)」というテーマに合った、アメリカのハイスクールの体操服みたいなスタイルがキュートです。

みんなそれぞれ違っていて、それでいいんだよ。

ビヨンセやリアーナが、自分たちの信念やスタイルを表現してくれるモデルとしてラルフを起用する姿勢に拍手を送りたくなりました。

「理想」とか「美しさ」って何?

Ralph Souffrantさん(@souffrantnyc)がシェアした投稿 - 2017 7月 8 4:47午後 PDT

「モデル」というと、万人から見て理想的な体型や美しい顔立ちの人がなるものだと思っていた私。

だけど、よく考えてみれば、100パーセント完璧な人なんていない。それに、「完璧」とか「理想」とか「美しさ」の定義だって、ひとりひとり違っています。

だから、いろいろなモデルがいていいと思うのです。社会には、いろいろな人がいるわけだし。

ファッション、モデル業界の、さまざまな人を含めるという「inclusive」な動向はもっともっと広がりそう。歓迎します。

Papermag, Next Management

写真/gettyimages



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