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「自分を拒絶するやつらなんて、どうでもいい」トランスジェンダーモデルがプレイボーイに登場
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「自分を拒絶するやつらなんて、どうでもいい」トランスジェンダーモデルがプレイボーイに登場

2017-10-28 06:00
    つい先日、創業者のヒュー・ヘフナーが亡くなったことが記憶に新しい「Playboy(プレイボーイ)」。

    セックスシンボルでもある雑誌のヌードモデル、通称「プレイメイト」に、なんと歴代初となるトランスジェンダーモデルが起用されることが明らかになりました

    雑誌「プレイボーイ」にトランスジェンダーモデルが初登場

    Playboyさん(@playboy)がシェアした投稿 - 2017 10月 18 2:38午後 PDT

    創刊号に女優のマリリン・モンローがヌード姿で登場して以来、プレイメイトたちが惜しげもなくまぶしいヌードを披露してきたプレイボーイ。

    半世紀以上にも及ぶ同雑誌のなかで、初のトランスジェンダープレイメイトに選ばれたのは、フランス出身のファッションモデル、Ines Rau(イネス・ラウ)。

    ラグジュアリーブランド「BALMAIN」のキャンペーンモデルを務め、イタリア版「VOGUE」にも登場するなど、着々とキャリアを築いているモデルです。

    史上初のトランスジェンダープレイメイトに、世の男性はどのような反応を示すのか気になりますが、これって確実に多様性を認めたポジティヴな動き。

    「恋人ができないんじゃないか...」不安で本当の自分を隠し続けた

    INES RAUさん(@supa_ines)がシェアした投稿 - 2017 9月 22 10:57午前 PDT

    男とか女とか、性の定義を超えて、ひとりの人間として今回のオファーを受けたことについて、

    私が本当にプレイメイトに選ばれたの? いままで生きてきて、いちばん素敵なご褒美よ。まるで抱えきれないくらい大きなバラの花束をもらったみたい!

    と興奮気味に語るイネス。じつは長い間、自身がトランスジェンダーであることを周囲に打ち明けることができなかったのだそう。

    正確な数を覚えていないくらい、たくさんの男性とデートしたわ。でも、いつも「恋人」と呼べるパートナーを見つけられるか、変な人間として見られないか、怖かったの。

    と当時の苦しい心境を吐露しています。

    LGBTQコミュニティへの理解が深まって来たのはここ数年の話。以前はもっと、性のアイデンティティへの偏見や差別が強かったはず。

    24歳でカミングアウト。自分を拒絶するやつらなんてどうでもいい

    INES RAUさん(@supa_ines)がシェアした投稿 - 2017 6月 17 4:19午前 PDT

    そんなイネスですが、心から信頼できるパートナーと出会い、自分の生活が落ち着き始めた24歳のときに、自身がトランスジェンダーであることをカミングアウトしています。

    本来の自分であるべきだって、悟ったの。性別やセクシュアリティでも何でも、自分の本当の姿について話をすることで救われるってことがあるわ。

    自分を拒絶するやつらなんて、どうでもいい。他人に愛されることが重要なんじゃない。大切なのは自分自身を愛してあげることよ。

    本当の自分の姿をカミングアウトして、何か吹っ切れた感のあるイネス。

    「他人に気に入られるかどうかなんて関係ない。だって私は私が大好きだから!」こんな風に言い切れる強さって、とても清々しくてかっこいい。

    男とか女とかの定義はどうでもいい。セクシーで魅力的なら、積極的に雑誌に起用する。

    ファッションとモデルの世界が、また一歩大きく前進した気がします。

    FASHION JOURNAL

    写真/gettyimages



    【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】

    RSSブログ情報:https://www.glitty.jp/2017/10/065453ines_rau_playboy.html
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