毎週金曜日22時すぎ、ひっそりと開店する、ここスナック「シュガー」。
人生勉強を兼ねて、「シュガー」で新人ホステスとしてアルバイトを始めた私。不倫に二股三股、枕営業...欲望渦巻く酒場で見た、男と女のアレコレをみなさんにもお伝えしちゃいます!
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☆スナックに飲みに来る男の人ってどんな人?
「シュガー」のお客さんの年齢層は幅広く、20代後半から40代半ばくらいの人が多いんです。職業は不動産に銀行系、工場勤務から会社経営までと本当にさまざま。
「女の子と楽しく飲んだり歌ったりしたい」だけの紳士なお客さんも多いけど、なかには「結婚してるけど彼女も欲しい」という不届き者もいるし、真剣に彼女を探しているという独身男性も。
まだまだ新人の私、ついたお客さんのニーズを読んで対応を考えるのに大忙しです! でも、なかには何がしたいのかよくわからないお客さんもいて...。
☆アル中入院から社会復帰を果たすも...
印象的だった「変な客」は、いまは出入り禁止状態になってしまったMさん。私が入店した頃、アルコール中毒で入院していた人なんですよ!
でも、夜な夜な公衆電話からお店に電話をかけてくるので、キャラは存じておりました。そして退院後、ついにご対面したときのこと。
本当はお医者さんに止められてるはずなのに、浴びるように飲む、飲む、飲む...。さらに、すれ違いざまにお触りをしてきたり、しまいにはほかのお客さん(もちろん男性)にキス...! みんなに怒られて反省したかと思いきや、結局飲んだらまた同じことをするんです。アル中って怖いですね!!
☆楽しいと思っているのは自分だけ!
そんなMさんからの電話はだんだん誰も出なくなり、ついにはオーナーから正式に「Mさんからの電話は出なくていいから」というおふれも発令。
昨年のクリスマスには、ミニスカサンタさんになって女の子一同のヒンシュクを買ったMさん、今となってはもう過去の人扱いです。個人的にはちょっとかわいそうな気もするけど、Mさん自身の健康のためにも、飲み屋通いは控えたほうがいいはず!
お正月に、朝っぱらから毎日かかってきた呪いのような電話(もちろん出なかったけど)や「俺と一緒に入院しない?」ってパンチラインがいまだに忘れられません(笑)。
みんながお酒を飲んで楽しくなると思い込んでいたMさん...。でも私、本当はあなたの前では一滴もお酒、飲んでませんから!!
photo by Thinkstock/Getty Images
(新人ホステス/山根麻弥)