ひとくちに「痛い」といっても、その感じ方は人それぞれ。客観的に痛みを測ることって、できませんよね。
でも性差や個人差なく、人の痛みを測れる統一単位が、今から約15年前に国際標準化機構(ISO)により提唱されていたというのです! その単位というのが「ハナゲ(hanage)」。
「長さ1センチの鼻毛を鉛直方向に1ニュートンの力で引っ張り、抜いたときに感じる痛み」を「1ハナゲ」とし、
・テーブルの角にすねをぶつけた時の痛み:12~13ハナゲ
・足の小指をぶつけたときの痛み:2~3キロハナゲ
・麻酔なして虫歯を抜いたときの痛み:5キロハナゲ
・分娩の痛み:7~8メガハナゲ程度(安産型骨盤の場合)
という形で表されるんだとか。
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「ええ、ウソでしょ!?」と思ったあなた! ネタをネタと見抜く良い目を持ってますね♪(笑)
そう、上記は1998~99年にかけてチェーンメールで広まったジョーク。でも、なんとなく納得してしまいそうな説得力がありますよね(笑)。
ちなみに、ここから派生した、以下のようなネタもあるよう!
・さむい発言のあとの場の静けさを表わす単位:「カエレ」
ひとつのおやじギャグがすべった静けさを1カエレとした場合、10カエレで強制退場に匹敵? 英語表記では1GHM(GoHome/ゴーホーム)が簡潔で良いのではとの意見。
・快楽を表わす単位:「アハン」
性的快楽度だけでなく、一般的な快感度・不快度も表わすことができる。満員電車での隣のおじさんのくしゃみは約15アハン。首のツボを指圧されたときは約7アハンに相当。クリスマスにはカップルの熱気により地球全体で5万メガアハンの観測見込み。
・恥ずかしさの単位:「ポロイナリ」
見知らぬ人の前で、お稲荷さんを露出してしまったときの恥ずかしさが1ポロイナリ。しかし各界からの見識者達から「単位が大きすぎるのではないか」との声も。補助単位として、ブルマー着用時にパンツがはみ出してしまったときの「ハミパン」もあり。
ちなみにこの原稿、近所のカフェで書いているのですが、隣に座っていたやや年下と思われるイケメンに「痛み 鼻毛」と必死にネット検索をしているのを思いっ切り見られてしまいました...。この恥ずかしさは「10ハミパン」、心の痛みは「3ハナゲ」くらいかな!?(笑)
photo by Thinkstock/Getty Images
(トレンドウォッチャー/小坂井良子)