毎週金曜日22時すぎ、ひっそりと開店する、ここスナック「シュガー」。
人生勉強を兼ねて、「シュガー」で新人ホステスとしてアルバイトを始めた私、山根麻弥。不倫に二股三股、枕営業...欲望渦巻く酒場で見た、男と女のアレコレをみなさんにもお伝えしちゃいます!
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☆水商売に慣れたところで洗礼を受ける!
「シュガー」で働き出して早数か月、そろそろ新人とも言えなくなってきた私。これまでお客さんとも女の子とも結構うまくやってきたと思うのですが、つい先日、初めての理不尽な修羅場(?)を迎える羽目になっちゃいました...。
というのも、以前の記事に登場したKちゃんがなにやら騒いでいるというのです。私の耳に入ったその内容はというと...。
☆火のないところにも煙って立つの...?
Rちゃんという女の子と私が、ふたりでKちゃんの悪口を言って「シュガー」を辞めさせた、という話でした。しかも、私の(?)お客さんを、例のお目当ての男性が働いているバーに夜な夜な呼び出し、涙ながらにそんな愚痴をこぼしているというのです!
Rちゃんも私も寝耳に水過ぎるこの話にビックリ。ショックを通り越して思わず笑ってしまったほどです。別に私もRちゃんも、Kちゃんに対して良くも悪くも特別な感情は持っていなかったし、なんでそういう話になるのか全然心当たりがなく...。
むしろ3人で「シュガー」の閉店後に誘われて飲みに行ったこともあり、仲はいいほうだと思っていたのに! それも今となっては「あのとき奢ってやったのに」なんて根に持たれているよう。
3人で3000円弱のお会計、年長のKちゃんが払うと言って聞かないので好意に甘え「次回は私たちが払いますね」って約束したのに、その「次回」は永遠にこなそうです...。
☆男は頼られると張り切る単純な生き物?
ちなみにそれが発覚したのは、Kちゃんに呼び出されているお客さんと仲良しの別のお客さんが教えてくれたから。
「あの人、Kちゃんの話を全部うのみにしてるよ。俺はふたりがそんなこと言うと思えなかったし、両サイドの話を聞いたほうがいいって言ったんだけど『人の金で酒飲んどいてなんちゅー奴らだ!』って聞く耳持たない」と...。
そう、私が一番悲しかったのは、仲良しだったそのお客さんがKちゃんの話をそのまま信じちゃったことなんです。Kちゃんのことでも悩んだけど、その話を知ってるみんなが「わかってるから大丈夫だよ」と慰めてくれたのでもうOK!
でもそのお客さんは、毎日メールしてきて携帯の待ち受け画面も私の写真にしてたくせに、ちょっと頼りにされるとホイホイほかに行っちゃうんだー! と。次に来店したとき、もしヒマでも絶対席についてあげない!!
今回、初めてお客さんとの冷戦(?)を経験し、またひとつホステスとしての経験値を積んだような気がします。(自分も含め)女って怖い! そしていい歳になってもバカな男っているんだな、と思ってしまった出来事でした。
photo by Thinkstock/Getty Images
(新人ホステス/山根麻弥)