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自覚するしか逃れる道はない! こじ愛最終回☆
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自覚するしか逃れる道はない! こじ愛最終回☆

2012-08-23 14:30
    ■こじ愛は思い込みから始まっている 愛をこじらせている女性の最大の共通項は「思い込みが激しい」ことにあるように思います。 この思い込みには2種類あって、ひとつは「素敵な展開が待ち受けているに違いない」というポジティブなもの。もうひとつは「どうせダメに違いない」と勝手に自己完結しているもの。 具体的な例を挙げていきましょう。ポジティブな思い込みをしがちな人に多いのは、目が合っただけで「相手も自分のことが好きに違いない!」と瞬時に結論づけてしまうところ。 これはあの、元陸上競技十種競技の日本チャンピオンで、現在はタレント活動もされている「武井荘さん」に近いところがあるように思います。 百獣の王をめざして日夜、猛獣とシュミレーションバトルをし、今のところ2万戦全勝という......あの武井さんです(笑)。ポジティブな思い込みをしやすい女性は、武井さんの妄想格闘と同じで、気に入った男性を視界に取り込んだだけで、勝手に彼と妄想恋愛をして「恋の勝利者気分」を味わっているところがあります。  

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    ■イメトレは恋愛には有効でない? これはある意味ではスペシャルな才能で、スピリチュアルや心理術的な見識からすると「成功に導くためのイメージトレーニング」でもあります。しかし、こと「恋愛」に関しては、相手の感情あっての成就ですので、ひとりで勝手に盛り上がるのはこじらせるもとともなるわけです。 以前、こんなことがありました。ある女性の恋の話(というよりもシュミレーションバトル話?)を聞いていたところ、「彼がよく私に挨拶してくれるんだよね」や「宴会の時、私の斜め前に座ったんだよね」など、「......で、それが何か?」と突っ込みたいほどの事実のみで、彼女は「彼も私のことが気に入っているに違いない!」と思い込んでいました。 そんな彼が異動で遠方に転勤してしまうことに。ポジティブな思い込みとは裏腹に、「いっこうにデートに誘ってこない」と苛立ち気味の彼女。私が「もう少し様子を見たほうが良い」と言ったにも関わらず、彼女はとうとうこんなメールを彼に出してしまったのです。「私も(異動先に)一緒に行ってもいいよ!」と。彼女いわく「大きな賭けに出た」らしいのですが、案の定、彼からの返信はこのような内容だったようです。「なにか勘違いさせてしまったのならごめんなさい。僕には彼女がいまして云々」。 でも、ポジティブシンキングなこじらせちゃんはこれでも凹みません。「彼は情に厚い人だから、本当は新しい恋(つまり自分との恋)に移りたいけれど、長年の付き合いの彼女をむげにできないんだわ」と、振られた事実をこれまた超前向きな考えに変換していたので、「おお、逞しい!」と心の底から思ったものです。こじらせてはいますが、本人はまったく自覚がないというパターンですね。 ■ネガティブな思い込みちゃんはさらに重傷 一方、ネガティブ自己完結型の思い込みちゃん。こちらはちょっとたちが悪い。まだ何も始まってない時点で「どうせ私なんかに振り向いてもらえないもの」という後ろ向き過ぎる姿勢なので、どんなに相手が優しく接してくれても「きっとこうやって私のことを弄んで楽しんでいるんだわ」と、さらにネガティブさに拍車をかけてしまいなかなか心を開こうとしません。 しかし創造力が逞しいので、気になる彼と周囲のやりとりに関しても超敏感。例えばFacebookで彼が他の人に「いいね!」をよく押しているから、「彼はこの子を気に入っているのかもしれない」とか、あるいは「私よりも彼女のほうをよく見て話しているな」とか。とにかく「自分以外の人を好きに違いない彼」を確認することに必死になってしまうのです。これ、自ら好んで悶絶地獄に陥るという悪循環ですね。 こちらのこじらせちゃんは「そんなに悶絶するんだったら、告白して直接気持ちを確かめてみれば良いじゃないの」というアドバイスには聞く耳を持ちません。「振られるに決まってるし、わざわざ嫌な目にあいたくない」という気持ちは分かるのですが、それならばせめて「相手を少しでも振り向かせるように、努力してみればいいのに......」とも思うわけです。だって、よほどの好みのタイプじゃない限り、あと「目の前の女性は全員くどく!」という野獣のような輩じゃない限り、いきなり王子様ポーズで「僕とつきあってください」とは言わないですよね。でも、後ろ向き思い込みちゃんは、なぜかこのロマンチックな展開をどこかで望んでいるようなところがあるのです。 ■早めの"自覚"で脱・こじらせ! ......というわけで今回、思い込みでこじらせている女性を大きくふたつに分けてみましたが、どちらの要素も少しずつ自分のなかにあるような気がしませんか? こじらせ体質ってなかなかやっかいなものです。治そうたってそう簡単には治りません。しかし、自分が「こじらせがちなタイプである」ことを自覚することは、結構重要だと思うのです。風邪っぽいな......と感じてすぐ対処するか、または放置するか。あとあとの体調を考えてみたらどちらが賢い選択かは分かりますよね。愛のこじらせも風邪と似ていると思います。 20回に分けて「愛をこじらせている女性のための考察」を書いてきましたが、ひとまず今回で最終回。愛はどうしたってこじらせるものですが、おそらく「恋の勝利者」はこじらせを早めに対処して回復しているのだと思われます。こじらせ組のみなさん、まずは「こじらせ」を自覚し、「早めに対処」。これでひとまず乗り切っていきましょう! 私も引き続き、こじらせつつ自覚するところからスタートです。 photo by Thinkstock/Getty Images (福島はるみ)
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