毎週金曜日22時すぎ、ひっそりと開店する、ここスナック「シュガー」。
人生勉強を兼ねて、「シュガー」で新人ホステスとしてアルバイトを始めた私、山根麻弥。不倫に二股三股、枕営業...欲望渦巻く酒場で見た、男と女のアレコレをみなさんにもお伝えしちゃいます!
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☆毎回違う男性を連れてくる常連の女性
最新式のカラオケを導入している「シュガー」には、男性だけでなく歌が好きな女性のお客さんも来店されます。
たいていお会計係の男性と一緒に見えるのですが、そんなときちょっと戸惑うのが「誰を立てればいいのか」という点。というのも、お金を払うのは男性だけど、常連なのは女性のYさんで、毎回いろいろな人を連れてきてくれるから。
そしてYさん、結構毒舌で同行の男性を必ずめちゃめちゃいじるんです!!
☆女性相手のほうがやりにくい!?
「シュガー」のオーナーは「男性のほうにいつも通りの営業をかけてくれればいいよ」と言うのですが、そんなわけにはいかないだろうと思った私。男性に失礼のない程度に、Yさんに調子を合わせていたんです。
そして、その読みは当たっていた...! 話を聞くとYさんは昔スナックのママさんをやっていたとのことで、慣れてくると「シュガー」の女の子にも嫌味を連発。
「あの子、自分がかわいいと思ってるけど大したことないよね」「気が利かないのによくこの仕事やってられるね」「いいな~若くて。若いだけだけど」なんてザラでした。しかも、そういう嫌味は、心を許してくれているらしい私だけにボソッと言うんです。
内心ヒヤヒヤしながらも「まあまあ」「失礼があったようですみません」なんて流していたんですが、あるときYさんがブチ切れした回が!
☆セクシー営業が逆鱗に触れた!
その日は週末。遅い時間に男性6人を引き連れてご来店したYさんの席には、女の子も6人投入され軽い合コン状態に。そして「シュガー」のセクシー担当のNちゃんが、バストを8割方出したドレスで隣の男性に密着営業に走ったのです。
普段「シュガー」でスキンシップなんてまったく受けたことがないその男性はデレデレ。Yさんはそれを横目で見ながら、「ああやって自分の客にしようとしてるんだろうけど、私と一緒じゃなかったらあの男も来ないから」「よくあんな下品なことできるよね、アバズレが」とカンカンに!
Yさんをなだめながらも、スナックの営業も本当にケースバイケースで、女性のほうが難しいのかも、と再認識しました。
photo by Thinkstock/Getty Images