毎週金曜日22時すぎ、ひっそりと開店する、ここスナック「シュガー」。
人生勉強を兼ねて、「シュガー」で新人ホステスとしてアルバイトを始めた私、山根麻弥。不倫に二股三股、枕営業...欲望渦巻く酒場で見た、男と女のアレコレをみなさんにもお伝えしちゃいます!
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☆個性豊かなシュガーのスタッフ陣
「シュガー」に在籍している女の子は、個性も営業の仕方も多種多様。癒し系、おバカキャラ、女王様タイプも、気さくな近所のお姉さん...などなど。かくいう私は「変わり者」「清楚」「下ネタに強い」と、お客さんによって印象はさまざま(笑)。
相手に合わせてキャラを考えているので、混んでいて次々に違う席につくときは結構たいへんです。女の子はみんな、そうやって自分のキャラとやりやすい営業スタイルを確立していくのですが、その方法はまちまち。
フレンドリーな友だち営業、恋愛感情を刺激する色恋営業、そして人によっては過激な「いちゃいちゃ営業」に走る子も。でも当然、そういう「濃い」営業スタイルは、勘違いやトラブルの元になることもあり...。今回はそんなお色気路線の女の子のトラブルを暴露しちゃいますね。
☆ボディタッチで攻める
夫も子どももいるSちゃんは「酔うとガードがゆるくなる」典型例で、お客さんにもたれかかったり抱きついたりは日常茶飯事。お客さんは最初こそ大喜びなのですが、そういう接客を続けていると「みんなにそうしてるんでしょ」と拒否反応を示すようになってしまうのです。Sちゃんは「そんなことないですよ~、あなたにだけ」とかわすのですが...。
ある週末「シュガー」が満卓で大忙しだったときのこと。Sちゃんが酔ってお客さんとふたりでポッキーゲーム(!)をしていた矢先に、隣のテーブルへ移動することに。そして移った先でもお客さんの膝に座ったり、抱きつきながらお手洗いへ行ったりと、濃厚すぎる絡みを連発していたのです。
おもしろくないのが、さっきまでアツアツだった移動元のお客さん。ご機嫌を損ねてしまい、帰り際にSちゃんは「あのお客さんに無理矢理やられて~」と必死で弁明する羽目になってしまいました。
☆「特別感」がないと男は喜ばない!
しかしお客さんは「そういうのをうまくかわすのも仕事だろ」と冷たく言い放ち、「やっぱり誰にでもそういう接客するんだな。お前、抱きつくしか芸がないの?」と捨て台詞。
ボディタッチで男性は喜ぶけど、多用するとありがたみも薄れるもの。ほかの人に見られる環境で繰り返すと「軽い女」に見られてしまうようです。
photo by Thinkstock/Getty Images