• このエントリーをはてなブックマークに追加
「悪い男」の笑顔って、どうしてあんなに魅力的なんだろう
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

「悪い男」の笑顔って、どうしてあんなに魅力的なんだろう

2014-08-16 10:00
    爆発的にヒットした少女漫画でありながら、これまで一度も映画化されなかった『ホットロード』が、ついに映画化!

    一足先に見てきたのですが、とくにステキだったのが、主演の能年玲奈さん。天真爛漫な『あまちゃん』とはまったく違う、無口でキリッとした14歳を見事に演じていました。

    この物語は、幼いころに父親を亡くした14歳の宮市和希(能年玲奈)が、母親への反抗と孤独を抱えながら、不良少年の春山洋志(登坂広臣)に出会い恋をするストーリー。



    【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】

    ■悪い男に惹かれる気持ち...わかります!

    「悪いんだろうなあ...」と思いながら、そんな男性がふと見せる笑顔や優しさにクラッとしてしまう経験、あなたにもあるのではないでしょうか。

    映画に登場する春山は、まさにこの女子の恋心をかっさらっていく、ちょっといい部分もある悪い奴。和希ももちろん、戸惑いながらもそんな春山に心惹かれていきます。

    そして春山の、ワルに憧れる気持ち、自暴自棄になって取り返しのつかないことをしてしまう、行き場のなさ。思春期を経験した大人にも、若いころの不安定さがせつなく蘇り、胸がギュッと締め付けられます。

    あの頃はどう表現していいのかわかりませんでしたが、途中、「彼らにとって一番こわいのは、とめられない自分」というセリフが出てきて、すごく納得しました。

    ■もう一度、恋がしたくなる映画

    暴走族の喧騒とは対照的な、ほほえましいふたりの恋にも注目。ただラブラブなだけではなく、春山が和希を心配しつつも突き放し、自立した人間になれと教えるような雰囲気が、これまた、いいんですっ...!

    春山の服をぶかぶかに着る和希の感じや、1皿のやきそばを分けながらふざけ合うふたりのシーンは、観ているこちら側までキュンキュンしてしまいました。

    ■すれちがいから成長していく母娘

    恋人に頼って生きる母親と二人だけで暮らす和希。万引きをしても迎えにも来ないし、何も言ってくれない母親に「愛されていないんじゃないか」と不安と寂しさを抱える日々を送ります。

    すれちがいを繰り返しながら、和希とママ(木村佳乃)の関係がどのように変化していくのかが気になるストーリー展開は、家族関係に悩む人の心にもきっと響くのではないでしょうか。「こんなママいやだな」と思う木村佳乃さんのママぶりにも注目!

    ホットロード
    公開:8月16日(土)ロードショー
    監督:三木孝浩 脚本:吉田智子 出演:能年玲奈、登坂広臣、木村佳乃、小澤征悦 原作:紡木たく

    RSSブログ情報:http://www.glitty.jp/2014/08/040174post_8969.html
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。