旅の服装の3原則は「動きやすい」「目立たない」「無難」とよく言われています。が、じつはそれは間違い! いかにも観光客とわかってしまい、「悪目立ち」するからです。おしゃれも楽しくないですよね。
そこで提案するのが「良目立ち」ファッション。40か国以上を旅してきた私が発見した、旅をより一層、安全・快適に楽しめる旅ファッションをご紹介します!
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■ロングワンピース
Tシャツ+ジーンズよりかさばらず、1枚でかわいくなれるワンピースがオススメ。旅向けワンピースを選ぶポイントは、下着が見えないロング丈のもの、動きやすい伸縮性のある生地のものを。
↑マレーシア・ヒンドゥー寺院にて。伸縮性のある生地を選べば動きやすさも確保できる。
↑エチオピアにてバンナ族と。なかなか洗濯のできない環境でも軽くて乾きやすいワンピースは◎。着替えとしても持ち運びラクチン。
↑チリにて。訪れた国の景色にマッチするファッションを考えるのは楽しい♪
現地でもその国ならではのステキなワンピースが売っているので、NYならパーティーテイスト、タイならアジアンテイストのものをチョイスするなど、その国ならではの着こなしも楽しめますよ!
■サンダル
日本と違って部屋のなかでも土足の文化が多い海外では、脱ぎ履きがラクチンなサンダルが大活躍。夏ならそのまま外へ。冬も飛行機や部屋のなかなどで便利。
かわいいものも多く、洗うのもラクなので旅には必須アイテムです。
■現地のアクセサリー
日本で、和のアクセサリーを外国の方がつけてくれていたら「あぁ私たちの国を好きでいてくれてるんだなあ」とすごくうれしいですよね。
それとまったく同じで、 現地のアクセサリーを身につけていると喜んでくれる人が多く、ステキな出会いの確率も上がります。時には値下げ交渉がうまくいくことも...!
↑チリの革屋さんはかわいいものばかり。
↑(左)編み込みはウガンダで、ワンピースはタンザニアで、ネックレスはエチオピアで購入。東アフリカファッション!(右)マサイ族の布は色鮮やかでかわいい?
■現地の国旗のネイル
左手薬指に日本、右手薬指にルワンダの国旗、右手中指にケニア。それ以外はうまく配置すると...
左からタンザニア、ウガンダ、エチオピアの国旗ネイルに!
東アフリカ5か国をまわっていたときに、うまく配色したネイルなんですが、これが予想以上に現地の人々に大好評!
「アイラブケニア~」と言いながら爪を見せて話しかけると、みんなが笑顔になり、たくさん友だちができました。
困ったときは助けてもらったり、時にごちそうしてもらったり...大げさなんかではなく、犯罪防止にも一役買っていたと思います。
■番外編・ビニール袋
↑ビニール袋になんでも詰めて、地元のように町を歩いてみよう
まさに近所のコンビニスタイル。まさか貴重品がなかに入っているなんて思われません。旅慣れしている、もしくは現地の人と思われるようで、意外とターゲットにならないことを発見しました。
私のズボラな性格が逆に活かせたと実感しているので、気楽に過ごしたい日は試してみる価値あり!?
■ファッションで「あなたの国が好き」と伝えよう
私たち日本人も日本の外に出れば「外国人」になります。メイクの仕方やファッションの感性の違いはもちろんのこと、肌の色、髪の色、目の色が違う国では当然「外国人」は目立ちます。
目立たないように、トラブルにあわないように...とまわりを疑いながら町を歩いてしまっては、旅の面白さは半減してしまうし、逆効果にも。
↑これはすべてマチュピチュで調達したもの。もう、もはや日本から持ってきたものは身に着けていません(笑)
どうせならかわいく目立って、そこに「あなたの国が好き」という気持ちを表すことができたら、現地の人も優しくしてくれるし、困ったときは手を差し伸べてくれます。
その点だけおさえれば、あとは自分のセンサーに従うのみ! 時にセレブなハリウッドスター、時にエスニックな民族スタイルで。その国ならではのファッション文化を取り入れて着こなすのが、また旅に出る楽しみにもなりますよ!
sandals image via Shutterstock