33歳独身。最近、あらゆる場面で「歳とったなー」と感じ、ちょっと落ち込んでいた僕ですが、ある映画にとても励まされました。
それが、心温まる恋物語を描いたイギリスのショートフィルム『人生に一度のひとめぼれ』。
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じつはこの映画の舞台は老人ホーム。主人公のおじいさん、アーサーが朝、目覚めるところからストーリーは始まります。
身支度を整え、食堂へやってきたアーサーは、窓際で本を読むおばあさん、ルースにひとめぼれ。
老人ホーム仲間たちの戸惑う顔をよそに、アーサーはルースに接近。意気投合したふたりは、ダンスを楽しんだり、草原で寝そべって青空を眺めたりと、楽しい時間を過ごします。
そして1日の終わり、決意をかためたアーサーはルースに...
プロポーズ! 気になるルースの答えは...
なんと両想いでした! 1日を過ごして、互いの深~い愛情を感じあったふたり。
恋愛真っ最中の僕にしては、とってもうらやましい展開なのですが、たった1日でそんなことってありえるのでしょうか? そう。この作品のミソはまさしくここにあります。
部屋に戻り、何やら大事そうに、古いアルバムをめくるルース。
これはルースの結婚式の写真ですね。幸せそう~って、この写真の男性、あれ...!?
この続きはぜひ、映画館でご覧ください。とにかく、ラストシーンが最高! 個人的な意見ですが、『きみに読む物語』が好きな人は絶対に好きだと思います!
鑑賞後、「最近、歳とったなぁ」なんて感じていた僕も、またもう少し歳を重ねたら、これまで出会った様々な女性のことを思い出したりするのかな...と考えを巡らせてしまいました。そしてそのときは、きれいな思い出だけにしておきたいなーと、都合よく思ってみたり(笑)。
おじいさんになっても、おばあさんになっても、恋をして悩んだりよろこんだりする気持ちは、若い頃と変わらないもの。恋は儚くも、愛は永遠。まさに、そんな言葉がピッタリのショートフィルムです。
<作品情報>
『人生に一度のひとめぼれ』(Love at First Sight)
監督:Michael Davies / 12:47 / ドラマ・ロマンス / イギリス / 2010
上映期間:1/16~2/12
上映場所:ブリリア ショートショート シアター