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なぜ人は浮気をするのか? 浮気をされたほうは、どうするべきか?
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なぜ人は浮気をするのか? 浮気をされたほうは、どうするべきか?

2015-03-06 13:00
    パートナーの浮気が発覚したときのショックたるや、どんな言葉でも言い尽くすことはできません。

    世のなかには浮気に悩む男女がたくさんいるし、不倫ドラマでは凄惨な修羅場シーンもよくありがち。

    ところが、浮気をテーマにしてるのにドロドロ感がなく、逆にちょっと心温まってしまう物語もあります。それが4月4日(土)より公開の映画、『間奏曲はパリで』。

    軽快なジョークにプッと笑えつつ、あとからじんわりと考えさせられる大人の夫婦像を見ることができます。



    【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】

    ■日常のルーティンが浮気のはじまり

    ノルマンディー地方の畜産農家で、牛に囲まれた穏やかな生活を送るブリジット(イザベル・ユペール)。

    長年連れ添ってきた夫、グザヴィエ(ジャン=ピエール・ダルッサン)を愛しているのは間違いないのだけど、小さな不満の蓄積と倦怠感は尽きることなく、ストレスのせいか胸もとに赤い湿疹が広がってしまいます。

    そんな折、たまたま出会った好青年のスタン(ピオ・マルマイ)につい女心をくすぐられ、トキメキが芽生えてしまった彼女は、夫に嘘をつきパリへの小旅行に出かけます。

    旅先ではさらなる出会いもあり、パリの観光名所をまわりながら恋のひとときが展開していくのですが、なかなか順調には事が運ばないのがリアルでいいな〜と思いました。

    ■パートナーが浮気しているのを知ったとき、自分ならどうするか?

    とはいえ、彼氏の浮気に大ダメージをくらった経験をもつ私としては、やっぱり夫のグザヴィエ側の目線にならざるを得ません。

    妻の嘘に気づき、パリまで出かけ、愛する妻と見知らぬ男のデート現場を見て苦悩する夫。うーん、つらい!

    物語が進むなかで、夫婦の出会いや過去の出来事もさりげなく描かれます。夫だけが呼ぶ妻のアダ名「羊飼い」に込められた深い愛、そして浮気を知ったあとに夫がとった行動には、グッとこみ上げるものがありました。

    ■彼と長くうまくつきあうヒント

    性格も考え方も異なるふたりが長く一緒にやっていくには、ひとりで好きに過ごす時間も絶対に必要。浮気は別として(笑)。

    倦怠期をイライラ、モヤモヤ思い詰めるくらいなら、えいっ!と思いつきでパリに逃避しちゃうブリジットの軽やかさは、ぜひ見習いたいものです。

    パリ旅行で開放された妻と、つらい思いをした夫。それぞれの経験を糧に互いを尊重できるようになれば、また幸せになれるのかもしれません。

    イスラエルの死海に浮かぶ静かなラストは、どのラブシーンよりもロマンチックでした。

    間奏曲はパリで

    2015年4月4日(土)より、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA(オープニング作品)ほか全国ロードショー
    配給:KADOKAWA
    (c) 2014, Avenue B et Vito Films, Tous droits réservés.

    RSSブログ情報:http://www.glitty.jp/2015/03/044443post_9808.html
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