ゆとり世代のカップルは、一度つきあうと交際期間が長い傾向にあると言われています。じつは、これにはゆとり教育の影響や時代背景が大きく関係していたんです。
今回は、イマドキカップルの交際期間が長い理由を紹介します。
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■傷つくくらいなら、安定を好む
ゆとり教育の方針として、「競争させない」というものがありました。そのため、競争する経験を重ねていないため、成功体験が少なく自信が持てない人が多いのです。
そのため、負けることや失敗することを極端に恐れています。緊張場面やストレスに弱いので、恋愛による大きな感情の振れ幅や、不安定さを好みません。
傷つくことを最小限に減らすために、ドキドキハラハラが多いリスクのある関係よりも、安定した楽な関係を選択する傾向にあります。フラれて傷つくくらいなら、新しい恋に挑戦しないというような人も少なくありません。
草食系男子が出てきているのも、このことからくる影響なのかもしれません。
また、「人は人」と無関心なため、相手に期待することや求めることも比較的少なく、喧嘩になることもほとんどありません。そのため、一度つきあうと別れるきっかけがあまりないと考えられます。
■現状維持を求める
昭和世代は男性も女性も、より魅力的な相手とつきあいたいという上昇志向から自分を磨き、出会いと別れを繰り返して恋愛経験を重ねてきました。
しかし、ゆとり世代は、このようなハングリー精神が欠けていると言われています。現状に満足できるハッピー力は高いと言えるかもしれませんね。
また変化することを好まず、初対面の相手とコミュニケーションを取ることを面倒に感じてしまうようです。恋愛と同じく、友だちづくりや仕事においても消極的な面を持っています。
■安定した癒しを求め、結婚願望が強い
テレビでは、毎日のように事件や事故、災害について報道さる、不安定な世の中で人々は「癒し」を求めます。安全で安心できる家庭を早く築き、ささやかな幸せを大切にする平凡な生活を望む若者が増えてきていると言えます。
そのため、恋愛経験は少ないのに、結婚に憧れを抱いているため、若い人たちはつきあう前から長い目で相手を見て、慎重に選ぶ傾向にあるようです。
経験を重ねることで本当に自分に合う人を探すことはとても大切ですが、ゆとり世代にとっては別れるプロセスが大きな負担となるため、つきあう前に吟味しているのでしょう。
とはいえ、「もう家族みたい...」や「トキメキがない」といった悩みも耳にします。次回は、カップルが新鮮さを取り戻すポイントについて紹介したいと思います。