ここでは、上手にやりくりしていくために、パリジェンヌが行っている節約法を紹介します。
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■バカンスのための「システムD」
パリジェンヌが倹約のために取り入れているのが「システムD」という考え方。
「システムD」のDは、「debrouiller:何とかする、切り抜ける」という意味の言葉を表しています。つまり「システムD」は、「無いものはお金を使わず、知恵を働かせて何とかしよう」という考え方です。
パリジェンヌはとにかく無駄が大キライ! 本当に必要なものしか買わないし、必要に迫られたときも、「あるもので何とかできないか...」とまず考えます。
■今あるものを大切にする
「システムD」の考えには、ものを大切にする気持ちが根底にあります。パリの街は歴史的建造物が多く、100年以上も前に建てられた家に住んでいる人もいるんです。
パリの人は、昔からあるものを何度も修繕を重ね、愛着をもって使っています。最近では、DIYを楽しむパリジェンヌが多く、廃材を使ったアレンジが流行っているそう。
おしゃれで洗練されたイメージのパリジェンヌですが、必要に応じて自分で工夫する、クリエイティブな生活を送っているんです。
■心のリフレッシュにはしっかり投資
パリジェンヌたちは「システムD」のライフスタイルで貯めたお金を、バカンスや豪華なレストランでの食事に使います。無駄なものにお金を費やさず、心のリフレッシュにはきちんと投資するのです。
決して毎日をただただ切り詰めて過ごすわけではなく、目的を持って節約しているので、過度なストレスを感じません。むしろ、倹約という意識はなく「システムD」を楽しんでいるのかも。
浪費しまくるのではなく、倹約してたまったお金を使うべきタイミングで使うことで、優雅に暮らすことができます。本当に必要なものにお金を使うことが、心の満足につながるのではないでしょうか。
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(きょうこ)