でも、なんとなくできるつもりで、実はあやふや......なんて人が多い気がします。テーブルマナーはまず知ることが大切。それだけでいくらでも改善できるんです。
そこで、間違えやすいテーブルマナーのポイントを見直して、同席している相手を不快にさせないようにしましょう。
【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】
■ナプキンの扱いかたに差が出る
テーブルに置かれているナプキン。着席して、すぐに膝にかけていませんか? 実はこれは間違いです。
ナプキンを最初に膝にかけるタイミングは、オーダーの後。主賓や上司など、目上の人がいるときは、その人が広げてから手に取りましょう。
ナプキンは、半分に畳んで輪になった方を手前にすること。
また、意外と迷うのはお手洗いなどで中座するとき。間違っても、ナプキンをテーブルの上には置かないで! 食事中の相手が不快感を感じてしまいます。中座するときは、ナプキンをクシャッとさせて椅子の上におくのがマナー。
そして食事が済んだ後、テーブルの上に置くのが、お会計のサインになります。ナプキンには食べカスなどがついている場合もあるので、畳み直したりせず、サッと包むようにテーブルの上に置きましょう。
■手に持っていい食器は?
基本的に、フォークやスプーンを入れてすくうのが難しい小さな飲み口の器は、持ってよいと考えてOK。取っ手付きのスープカップなどは、手に持っても大丈夫です。それ以外のものは、スプーンやフォークに載せて口元へ運びましょう。
持つときは、両手でも片手でもいいですが、片手で飲むときはもう片方の手を器に沿えると美しい所作に見えます。
■人に刃を向けるのはNG
食休みや終了を表すのに、ナイフとフォークを八の字に揃えることを知っている人は多いはず。
そのとき、ナイフの刃を外側に向けてはいませんか? これは、人に刃を向けていることになり、失礼な行為です。
ナイフの刃は内側に向けて置くのがマナー。ちなみにフォークも、先端を見せないよう、背を上にして置きましょう。
テーブルマナーは、一緒にいる相手と気持ちよく食事をするための心配り。大切な人との時間を、より優雅なものにするために、マナーを保った品格ある女性でいたいものです。
table setting image via Shutterstock
(きょうこ)