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親友の夫が「女友だち」になったら、人生が輝きだすって本当?
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親友の夫が「女友だち」になったら、人生が輝きだすって本当?

2015-07-30 20:00
    今や珍しくない、男性の女装姿。テレビでもすっかりお馴染みとはいえ、もし親友の夫がこっそり女装していたら......さすがに驚くかもしれません。

    2015年8月8日(土)に公開される映画『彼は秘密の女ともだち』は、主人公が親友の夫のビミョーな女装に出くわすという、なんとも言えないシチュエーションからはじまる物語です。



    【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】

    ■親友の夫が女友だちになった日

    主人公は、平凡な主婦クレール(アナイス・ドゥムースティエ)。

    7歳からの親友ローラを病気で亡くし、悲しみに暮れています。そんななか、久しぶりにたずねたローラの家にいたのは、赤ちゃんをあやす見知らぬ女性。ベビーシッターかと思いきや、彼女こそローラの夫ダヴィッド(ロマン・デュリス)の女装した姿だったのです!

    ダヴィッドはあわてて「幼い娘には母親が必要だから」とごまかします。クレールは戸惑いながらも、女装したダヴィッドを「ヴィルジニア」という女性の名前で呼ぶことに。

    それから、自分の夫には秘密のまま、新しい女友だちとして密会を重ねていきます。

    ■ヴィルジニアが女装にこだわる理由

    映画の中でとくに楽しそうなのが、彼女たちの「女同士」ならではのやりとり。

    服選びを手伝ったり、メイクのコツを教えたりしながら、絆を深めます。ローラを失った寂しさを共有するだけでなく、クレールにとっていつしかヴィルジニアは「第二のローラ」ともいえるほどの存在になっていくんです。

    いつもカジュアルな格好のクレールとは反対に、ボディラインが強調される服を着たがるヴィルジニア。がっつりメイクして、見えない部分の脱毛だっておろそかにしません。

    そこまで女装にこだわるのは、「自分に嘘をつくのがイヤだ」という思いから。「私は女よ!」というヴィルジニアの純粋な主張が胸に響きます

    ■「女友だち」に感化されて、人生が輝きだす

    そんなヴィルジニアに感化され、クレール自身にも変化があらわれます。

    地味だった彼女が赤い口紅やワンピースをまとい、色っぽさを漂わせていく姿こそ、この映画最大の見どころ。一緒に過ごす女友だちの影響って絶大だな、と思います。

    また、外見の変化と並行して、クレールの内面にずっと隠されていた欲望を自覚していく過程は、スリリングで目が離せません。

    そんななか、クレールの密会相手に違和感を覚えた夫ジルが、疑いの目を向け始めます。そして、彼女たちの関係はどんどん複雑に......。

    ラストには思いがけない衝撃が待っていますが、「女として」「友だちとして」という枠や常識を乗り越えた先に、シンプルでとても自然な結末を迎えたように感じました。

    一度きりの人生を、イキイキと自分らしく生きる素晴しさを伝えてくれる、この映画。

    今の自分を変えたい、やりたいことを恐れずにやる勇気が欲しい、そんな人にこそぜひ観てほしいです。

    映画『彼は秘密の女ともだち
    公開情報:2015年8月8日(土)シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開!
    原案:短編『女ともだち』ルース・レンデル著(小学館文庫)
    配給:キノフィルムズ
    (C) 2014 MANDARIN CINEMA-MARS FILM-FRANCE 2 CINEMA-FOZ

    RSSブログ情報:http://www.glitty.jp/2015/07/048017post_150973.html
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