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  • 背中

    2021-03-05 06:25
    父が嫌いだ
    小さい頃は、とにかく私のすることに
    なにかと文句を言っては
    私をアホ呼ばわりしてきたものだ
    まぁ、父は地域でも頭が良い高校を卒業していたので
    私より頭が良いのだが…

    特に嫌いだったのは
    父は農業しているので
    毎晩毎晩、マッサージを私に頼んでくる
    父が寝るまでずっと揉まなければいけないのだ
    早ければ1時間程度だが長ければ2時間は超える…
    その間、1度でも変な揉み方をして痛みが出たら
    それで起きてしまう…
    嫌で嫌で仕方がなかった

    そんな父と離れたくて仕方がなかったから
    就職先は知ってて県外にした
    少し文句を言ってきたがそんなことは知らない
    父から逃げたかった

    実家に帰省することはあったが
    父のマッサージをすることは無くなった
    小さい頃に比べて父ががむしゃらに働くことがなくなったからだろうか?
    私がさっさと自室に入り呼びづらくなったからだろうか?
    まぁ、やらなくて良いから良いことだ

    何年もマッサージをせずに過ごしていたあるとき
    父がマッサージしてくれと頼んできた
    まぁ、長いことしていないし別に良いかと思い
    久しぶりに父の体に触れた

    あれ?この人はこんなに細かったっけ?
    こんなに小さい背中だったっけ?
    考えてみれば父ももう50歳を超えている
    一緒に畑仕事していても老いを感じなかったからわからなかったが…

    こんな背中に家族を背負って
    働き続けていたのだ
    体が疲れて仕方がないのだ
    そりゃ、毎日マッサージを頼んでも仕方がないのか

    そう思った時に、私が嫌っていた父という姿も
    もしかしたら、父の中にある父親らしさを強く意識した姿だったのかもしれない
    頑固者で意地っ張りな父だから子どもに恥ずかしい姿を見せたくなかったのだろう
    そう思ったら少しは父のことが好きになるかもしれないな…

    ゴリッ
    筋に思いっきり、力がかかってしまった…
    『痛っ…ホントにお前はいつまで経っても何も出来ないアホやな!』

    やっぱり、父は嫌いだ…

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  • なんとなーく、ブロマガ始めました

    2021-02-27 13:02
    日記よりも短めの物語をかく予定です

    昔から書いてみたかったけど、
    改めて書こうと思うと恥ずかしい…

    あとは出来れば優しめの世界感で描きたいなぁくらい?
    よろしくお願いします