崇める布の教団1~宗教創作実践
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崇める布の教団1~宗教創作実践

2013-08-25 20:00

    【目的】
    人の本質は獣であり、人間の本質は神であることに鑑み、この教団は、人を人間へと育成し、人間を神へと近づけ、以って、人間の健やかなることを目指すものとする。

    【奨励】
    1、学問はこれを奨励す。人と人間を豊かにする科学、議論を特に尊ぶ。
    2、人間の自由なるはこれを奨励す。人の自由なるはこの限りにない。
    3、個性を重んじることを奨励す。他者との違いは理解に努めるものとする。

    【戒律】
    1、奪ってはならない。
    2、脅してはならない。
    3、騙してはならない。

    【第一教義】
    「はじめに、精霊を3つ数え、これを讃う。
     第一の精霊、名をして『閃』といわく。
     第二の精霊、名をして『努』といわく。
     第三の精霊、名をして『愉』といわく。
     神へいたる道にあり。」(原経典)

    (釈)人間が神に近づこうとするときに現れるとされる3つの精霊を、一番最初に讃える文言である。
    「閃」は、自然現象では「風」「雷」を意味する。人間の「発想」「思いつき」「機知」を司る。人型をとるときは円錐をもった女性、または、魔女の姿となる。
    「努」は、自然現象のうち「時間」をあらわし、「労力」「技術」「産出」「創出」などを司る。人型では穏やかな老人男性の姿をとり、ときに「子種袋」と呼ばれる袋を持つ。また時間との関わりから「音楽(時間芸術)」との関連が深く、歌う幼女もその化身とされている。

    【第二教義】
    「神は爆ぜしときに『愉』を思いしかば、もっとも若き『愉』こそ、もっとも年上なれ。
     また神の爆ぜしに、混ざり層をもちて『愉』ぞできたる」(原経典)

    (釈)第三の精霊「愉」のみ言及が続き、人型をとった際に若くみえるが、もっとも年長の精霊であるとされる。出生の由来から、「動作」「満足」「混沌」「爆発」などの、その時点での神のありさまの性質を受け継いでおり、人間の「心理」「感情」「欲求」を司る。

    【第三教義】
    「神の爆ぜし理由は、満ち、溢れし泉がごとくなり。
     寂しさを憎みて、創る世界を顧みず」(原経典)

    (釈)爆ぜる神がなぜ爆発したかという原因について、泉のようにあふれでた寂しさからの憎しみである、と説明される。自分以外に何も無い空間で、独りぼっちであると感じたため、自分の創りあげた世界にたったひとつだけ存在した自分自身を爆発したのである。
    これによって「愉」はうまれたものの、他者とは格段に違う存在である神は、いまだに寂しく、世界を顧みないのである。
    「愉」は層からなると説明されるが、その中層は神の寂しさと憎しみでできている。


    ※編集後記
    お読み頂きありがとうございます。
    ええ、まあ、そういうことで、宗教を創ってまいります。
    「神とはなにか」「この教団で布を崇めるのはなぜか」などなど、いろいろと不思議なことをやらかしながら創ってまいります。
    ある種、神話の作り方の方法提示でございましてな、同時に、現代日本で宗教法人を組み立てるためのエッセンスも含んでいます。
    さらには、こじつけがましい宗教ネタのオンパレード、無理ぐりやらかす数合わせ、なぜこのブロマガのタイトルが72度なのかを明かすつじつまあわせ、ニコニコ三大宗教をいかに宗教めかした教義に組み立て血肉としていくのか、などなど、盛りだくさんでお送りしてまいります所存でございます。

    と、いうことで、まっさきにその三大宗教を三精霊に位置づけてみました。
    3という数は宗教的にも面白い事象が多くございますので、……おっと、これは後々の教義に現れてくるでしょう。
    ともかく、キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンズー教、神道、道教、ユダヤ教などの世界宗教と、北欧神話、ケルト神話、ギリシア・ローマ神話、古代エジプト神話などの古代神話と、クトゥリュー神話、フライングスパゲッティモンスターなどの現代神話、さらにファンタジー作家が作り出した作品内の各種宗教、同じく現代のネット宗教のあれこれ、などを混ぜ込んだ、混沌ごった煮風にございます。

    一応ことわりとして。
    宗教を信じろと強制はしませんし、そもそも「神を讃えろ」というのを教義に差し挟まない予定です。
    ある種のエンターテイメントとして、寓話として、楽しんでいただくことを切に望むものにございます。




    ……つづく。
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