• 映画「殺人の追憶」

    2019-03-25 03:36

    ※すいません、長文です


    2003年  韓国  Netflix配信中






    韓国映画のオールタイムベストにも入ってくるような作品です。

    韓国の華城連続殺人事件(10名の女性が殺された未解決事件)を元にしたサスペンス映画です。






    んーーーこれは評価が難しい。。

    私は「事実を元にした映画」ということを聞いて映画を見始めたのですが、現実でこんなドラマチックなこと起こるわけないっていう展開なんでそこはマイナスでした。


    ウィキによると、「実在の事件を題材にしているが原作は戯曲であり、、」とあり、ようするにフィクション性が高いってことですね。


    完全にフィクションだったらこの映画は成立してないし、「実話を元にしています」という宣伝文句を使えるからこそ絶好のスパイスになるわけですが、それでいてフィクションによりすぎるのも、、、、んーーー難しいところです。




    80年代の韓国が舞台で、すべてが荒々しいです。

    この「80年代特有の荒々しさ」を狙ってやったとしたら大したものだと思います。



    事件は田舎で起きているので、ロケーションも人が全然いないような荒地が多くて、そのこと自体がそら恐ろしいです。

    あんな場所では人の目も全然ないし、地球上の誰にも知られずどんな記録にも残ってないような恐ろしい犯罪いくらでも起こせそうで。




    「行方不明者」というのは日本でも毎年何万人?といるらしいですけど、実は殺されて死体も見つかっていない、「事件」にもなっていない事件がきっとたくさんあるんじゃないでしょうか



    同じ話で、「都会は怖い」「都会は人間関係が希薄」という都会のネガティブテンプレがありますが、都会は人口あたりの犯罪率は低いと聞いたことがります。


    この映画を見ていれば誰もが思いますが、人通りが少ない真っ暗な田園と、人で溢れている都会の街並みとどちらが犯罪を犯しやすいかは一目瞭然でしょう。



    同じく、「村八分」という言葉があるように、洗練されてない田舎の村社会ほど怖いものはないと思います。
    ※東北の奥地ではそんな場所がいまだにあるようですが


    近すぎる人間関係というのは実は怖いもので、そんな未開の魔女裁判よりも、都会の希薄な人間関係の方がよほど平和でしょう、たぶん。




    話がズレましたが、映画はなかなか面白かったです。











    ここからは蛇足ですが、私はこれから90年代以前を舞台にした映画増えるんじゃないかと予想してます。それは現代のポリティカルコレクトが理由ですが。



    黒人やゲイやヒスパニックが出ている映画が、あからさまに賞レースで優遇されているという空気感があって、まあそれだけならいいんですけど、シャーリーズ・セロンやジェームズ・ガンの一件は明らかに行き過ぎでした。


    ※シャーリーズセロンがトランスジェンダーの役で配役されたことに「本物のトランスジェンダーに演じさせろ」とクレームがつき、セロンは実際に降板した。

    ※ガーディアンズオブギャラクシー1、2の監督ジェームズガンが同作の3作目の監督もやることが決まっていたが、過去の差別的ツイートを理由に降板した。これは後に復帰した



    現代劇だと、女性を殴ったり、差別的なキャラクターを出すことは難しいわけです。


    タランティーノの作品は、もう4作連続で1960年代以前が舞台になってますが、これが理由ではないかなと思います。





    2019年に見た映画


    バード・ボックス              96点
    インセプション(二回目)          89点
    メッセージ                 88点
    スリー・ビルボード             87点
    イングロリアス・バスターズ(三回目)    86点
    フリーズ                  85点
    殺人の追憶                 81点
    ローマ                   80点
    ミスティック・リバー            72点
    キック・アス                71点
    M:Iフォールアウト             70点
    バーフバリ                 60点
    ボーダーライン               50点
    ザ・ダート                 40点
    野火                    35点
    ドキュメンタル・S6            35点



    2018年に見た映画まとめ




  • 広告
  • 映画「メッセージ」

    2019-03-24 03:47

    2016年   アメリカ






    2017年のアカデミー賞にいっぱいノミネートされた作品で、長らく見たいと思っていましたが、最近Netflixにやってきました。アベンジャーズの人が出てます。


    んーーーー 面白かったです。



    いわゆるエイリアンものです。

    宇宙からの訪問者というテーマの映画たくさんありますが、大きく相手が侵略者の場合と友好的な場合があって、今作は相手は友好的なヤツです。



    でっかい黒い飛来物が突如地球にやってきて、彼らとコミュニケーションを取るために言語の博士と物理の博士が軍にリクルートされるところから話は始まり、その言語学者目線で映画は進んでいきます。


    だから内容は結構アカデミックによってて、しっかり会話を聞いてないと追いかれます。




    ところで、その点でも致命的だったのはNetflixの字幕です。


    Netflixのガバガバ字幕は皆さんご存知かと思いますが、これほど有名で、すでにDVD化もされている作品でもガバガバだとは思いませんでした。。

    (翻訳できる人材がいないなら、DVDの字幕そのまま入れて、、(;_;)




    今作は大きく分けるとサイエンスフィクションになるんでしょうが、ヒューマンドラマでもありサスペンスでもあり、ある種ホラー要素もあるのかなと

    映画のラストでは主人公がとある問いかけをするのですが、それを真剣に想像すると怖くなったので


    そんな想像力が働くのもこの時間(深夜)ならでは。週末の真夜中に孤独に見るには最高の映画でした。

    下手なアクション映画よりはよほど没入感が大事なので、部屋を暗くしてヘッドフォンでお楽しみください(^_-)-☆





    ※宇宙からの飛来物

    ※追記

    町山智弘という映画評論の人の話が非常に参考になりました。見るのは映画の後でも前でも大丈夫です。

    https://www.youtube.com/watch?v=NuHIbSw5BHY




    2019年に見た映画


    バード・ボックス              96点
    インセプション(二回目)          89点
    メッセージ                 88点
    スリー・ビルボード             87点
    イングロリアス・バスターズ(三回目)    86点
    フリーズ                  85点
    ローマ                   80点
    ミスティック・リバー            72点
    キック・アス                71点
    M:Iフォールアウト             70点
    ザ・ダート                 40点
    野火                    35点
    ドキュメンタル・S6            35点



    2018年に見た映画まとめ



  • 映画「ザ・ダート モトリークルー自伝」

    2019-03-23 20:30
    ※長文です



    2019年 アメリカ   Netflixオリジナル







    Netflixの契約期限が迫ってて、「とりあえずこれ再生するかー」という映画をチラホラ見てます。


    モトリー・クルーは80年代にデビューしたハードロックバンドです。


    私は同じカテゴリーにいるガンズ・アンド・ローゼズというバンドが大好きなもので、それつながりでモトリー・クルーのことは何となく知ってます。曲はほとんど知りません。


    バンドの伝記モノ映画というこで、どうしても「ボヘミアンラプソディー」の二番煎じ感がありますが、実際そうだと思います。


    こういう伝記映画は栄光→挫折→復活という流れがセオリーだと思うんですが、もうとりあえず逸話をつなぎ合わせて無理やりそのレールにのっけたって感じでした。




    モトリー・クルーにはハチャメチャな逸話はかなりある方なんで、モチーフとしてはまあ悪くないとは思うんですが、同じくハチャメチャを売りにした「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」にも、ましてや名曲てんこ盛りの「ボヘミアンラプソディー」にもなれなかったという中途半端な映画になってます。





    今作はイマイチですけど、昔からロックバンドのこの辺の逸話ってたくさんあって、どれも面白いんですよね。


    クラッシュはステージにモノを山ほど投げられても演奏をやめなかったとか、ガンズがステージを途中放棄したせいで暴動が起きたとか、ストーンズは乱入してきた客をギターで撃退したとか笑



    そういうのは、かつては全部音楽雑誌でテキストで読むだけだったんですけど、いずれ海賊版DVDが流通して映像で見られるようになり、今やYoutubeで一瞬ですからね。


    伝説的映像を見るために随分金を使った世代としては、嬉しいやら悲しいやら です((+_+))



    2019年に見た映画


    バード・ボックス              96点
    インセプション(二回目)          95点
    スリー・ビルボード             87点
    イングロリアス・バスターズ(三回目)    86点
    フリーズ                  85点
    ローマ                   80点
    ミスティック・リバー            72点
    キック・アス                71点
    M:Iフォールアウト             70点
    ザ・ダート                 40点
    野火                    35点
    ドキュメンタル・S6            35点



    2018年に見た映画まとめ