ささやかなるさん のコメント

この間、シュタゲやってて、この動画を思い出した。
No.3
49ヶ月前
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さっそくだが、1つ質問をしてみたい。 あなたは、カービィボウルはどんなゲームだと思いますか? 答えは人それぞれだと思うが、おそらく多くの人は、カービィボウルは アクションゲーム の1つと認識しているのではないだろうか?実際、任天堂のサイトでも、カービィボウルのジャンルはアクションゲームに分類されている。 しかしながら、カービィボウルに長く触れていると、また別の側面が見えてくる。 それは、安定した攻略方法を導き出す パズルゲーム としてのカービィボウルだ。 カービィボウルはアクションゲームではあるものの、攻略ルートの取り方によって、アクションの難易度は大きく変化する。 つまり、力業で難しいアクションを実行していくだけがカービィボウルではなく、簡単なアクションで攻略可能なルートのパズルを解くことも、カービィボウルの大きな要素なのだ。 さて、ここまでは、ある意味で『まともな』カービィボウルの解釈である。しかし、あるとき私は、カービィボウルのもう1つの隠された側面に気がついた。まさかと思うだろうが、カービィボウルは、 ミステリー でもあるのだ。そして、それこそが、このシリーズで扱う題材である。 カービィボウルには、いくつかの不思議な仕様がある。それらは一見すると、バグの様に見えるかもしれない。しかしその中には、ミステリーとしてのカービィボウルを解くための 重要なヒントが隠されている のだ 。 カービィボウルミステリーのスタート地点は、カービィボウルにおける 対称性の破れ という現象だ。この現象の概要は、下記動画の5:50~を確認してほしい。 上記の動画の中で触れているように、対称性の破れは、簡単に言えば、同じパワーで打ったショットの移動距離が、カービィが正方向に進む場合と、負方向に進む場合で異なるという現象である。この対称性の破れ自体は、カービィボウルの数多くある仕様のなかの1つにすぎない。 しかしながら、ミステリーとしてのカービィボウルを語る上では、この対称性の破れは欠かせない存在となっている。今回は、それを説明するために、この対称性の破れを使って、カービィボウルミステリーのベースとなる謎に挑戦してみようと思う。 詳細な導出は次回以降に回すので、そういうものだと思っていただきたいのだが、いくつかの推測から、平面状で軸方向にゴロを打った場合の、カービィの移動距離dとカービィが動いているフレーム数Tは、ショット開始時の速度v0と、1フレームあたりの減速量rを用いて、それぞれ次の式(1)、(2)の様に表されると予測できる。 注1:mod(a,b)はaをbで割った余りを表す関数とする 注2:min{a,b,c,…}は、a,b,c,…の中で最小のものの値を表す関数とする 注3:各値は整数値をとる。 そして、また別の観測結果から、対称性の破れでカービィの移動距離dに差が生じる原因は、v0ではなく、rに差があるためだということも分かる。 そこで、下記の仮定を置き、この仮定のもとでカービィボウルの1フレームあたりの減速量rが推定可能か検証してみよう。 v0は、打ち出すパワーが同じなら、正負の方向の違いにかかわらず絶対値が等しい。 正方向に進む場合の1フレームあたりの減速量r+と、負方向に進む場合の減速量r-は異なり、それぞれ正方向に進むときの減速量の絶対値rを用いて、下記の様に表すことができる。ここで、hはカービィボウルの座標系における最小単位とする。 各パワーにおいて、ゴロを打ってカービィが動き始めてから静止するまでのフレーム数が測定されており、正方向はT+フレーム、負方向はT-フレームで表される(※各パワーで別々の値をとる) まず、とあるパワーにおける、正方向と負方向にゴロを打った場合の、カービィが静止するまでの運動を考える。式(2)に正方向の値T+とr+を代入すると下記の式(3)、式(2)にT-とr-を代入すると式(4)が成り立つ。 次に、(3)の両辺にr、(4)の両辺に(r+h)をかけると下記のようになり、 (3)’-(4)’より、下記の式(5)が導ける。 そして、式(5)の両辺を(r+h)で割ると、下記の式(6)の形になる。 このとき、右辺のそれぞれの項のとりうる範囲を考える。 すると、赤、青、緑、黄のそれぞれの項は、0~1の範囲の値しかとらないことは容易に分かる。そして、右辺の値は、赤と黄が1で残りが0のときに最小値-2、青と緑が1で残りが0のときに最大値2をとる事が分かる。 よって、右辺の値をαとおくと、αは-2から2の範囲をとる変数となる。この変数αを、式(6)に代入すると、式(7)のようになる。 これをrについて解くと、下記のようにrをT+とT-とαとhで表すことができる。 hはカービィボウルの座標系における最小間隔であるから、これを1とすると、rの値をαの値によって定義する関数はf(α)は、次のように表される。 ここで、T+とT-の値は 測定された既知の値 である。たとえば、パワー43で打ち出した場合、T+ = 314、T- = 290となる。 それでは、実際にこの値を代入して、-2≦α≦2の範囲でグラフを書いてみよう。すると、下記の様になる。 上記のグラフから、パワー43の値を代入したときに、rがとりうる範囲は、 11.0 ~ 13.3 の範囲ということが分かる。そして同様に、43以外のパワーにおいても、とりうるrの値の範囲を計算していくことができる。実際に、各パワーにおけるrのとりうる範囲をまとめると、下記の様になる。 この表から、rはパワー51のときに 11.4 以上 であることが分かり 、パワー61のときに、 12.8 以下であることが分かる。よって、rのとりうる範囲は、 11.4 ~ 12.8 の範囲となる。 ここで、hは座標系の最小単位と考えているので、rは整数値をとるはずである。では、11.4から12.8の範囲に含まれる整数は何かというと、12のみである。このことから、カービィボウルにおける1フレームあたりの速度の減速量は、 座標系の最小単位12個分 であることが推測できる。 今回の検証は、いくつかの仮定のもとに成り立っているので、これが正しいという確証は、もちろんない。しかしながら、これをベースに様々な現象を観測していき、矛盾が生じないならば、この推測が正しい可能性は高まっていくだろう。(もし矛盾が生じたなら、別の仮定を用いて再度理論を構築していけばよい。) 今回は説明のために、いろいろな部分を飛ばして、ミステリーとしてのカービィボウルの基本となる部分を説明した。決して十分な説明だったとは言えないと思うが、これで、ミステリーとしてのカービィボウル攻略の第一歩を踏み出せたことは間違いない。 まだまだ厳しい道は続くが、このミステリーとしてのカービィボウルを、皆さんにもぜひ楽しんでほしい。そして、最後にすべての謎が解き終わったとき、私が感じたものと同じような感動を感じていただけたなら、この上ない喜びである。(次回につづく)
たいやきララバイの歌詞に隠された秘密や、高度化しすぎたカービィボウルの理論。もはや自分のスキルでは解説動画にはまとめきれないので、ブロマガでひっそり解説していこうと思います。