週刊『夏野総研』vol.533【バフェットも注目する「総合商社」の底力】

▼第533号
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023/05/16

夏野剛メールマガジン 週刊『夏野総研』
　　　　　　　　　　　vol.533
　　【バフェットも注目する「総合商社」の底力】
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《目次》
01.時事ネタキュレーション
02.先週の出来事
03.Reading the world
04.Q&A
05.Product Lab
06.Good Food Good Life
07.ビジネスモデル分析のバックナンバーをピックアップしてみた
08.編集後記

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【01.時事ネタキュレーション】
　日々のニュースも見方を変えればいろいろなことが見えてくる。当コーナーは未来を読むためのニュースを、私がキュレーターとなって解説していくものです。
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◆ソフトバンク、LINEと和製GPT立ち上げへ　「やらなければ今後の参加権がなくなる」
https://bit.ly/41AvZK6
〈要約〉
　LINEのAI技術HyperCLOVAを基にOpenAIに追いつく狙い。ソフトバンクの宮川社長は、AI開発人材1000人で"GPT祭り"を計画。これは日本企業のAI競争参加権確保のためと語る。

〈コメント〉
　LINEは長年にわたり大量の会話データを蓄積しているが、LINEにそのような開発能力があるとは思えない。ソフトバンクと共同で1000人規模の専門チームを形成するとのことだが、果たしてどうなることやら。

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◆“和製GPT”競争勃発か　サイバーエージェント、独自の日本語LLM発表　「活用を始めている」
https://bit.ly/42Sq4AY
〈要約〉
　サイバーエージェントが日本語特化の大規模言語モデル(LLM)を開発し、既に130億パラメータまで完成。米NVIDIAのスーパーコンピュータも初導入。国内最大級のLLM開発を目指す。

〈コメント〉
　ソフトバンクとLINEに続き、サイバーエージェントも日本語特化のLLM開発に進出した。たしかに、日本語の文化的・言語的特異性に対応したLLMは必要だと思う。

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◆ChatGPTと食べログが連携　「明日夕方に4人で入れる焼き肉屋ある？」に返答　店探しを支援
https://bit.ly/41G77jU
〈要約〉
　カカクコムが「食べログ」のChatGPTプラグインをリリース。指定エリアや料理ジャンルから予約可能な飲食店情報を提供。食べログ評価点の出力も。

〈コメント〉
　というか、そもそも食べログの予約システムを使用しているレストランの数が少なすぎる。そこにChatGPTを駆使しても効果は限定的。このような取り組みによって、飲食店に対して食べログの予約システムの採用を促す可能性も低いと思うが。