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2025/05/13
夏野剛メールマガジン 週刊『夏野総研』
vol.621
【『文春』栄えて、国滅ぶ】
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《目次》
01.先週の出来事
02.時事ネタPICKUP15
03.フカボリBiz
04.Q&A
05.ありか、なしか!
06.時事ネタ キュレーション
07.編集後記
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【01.先週の出来事】
社会問題からプライベートな話題、訪れたレストランまで、「先週あったこと」をベースに、夏野剛の頭の中やプライベートを覗いていくコーナーです。
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◆2025/05/05-2025/05/11
最近、「リモートワーク企業が出社に戻す」という動きが強まっているという報道を多く見る。
そこで、今回はこのリモートワークについて検証してみたい。
まず、リモートワークがきちんと成立するためには条件がある。
・従業員一人一人のミッション(やるべきこと)が比較的明確であること
・成果評価をきちんとできる仕組みがあること
・多くのメンバーが感情的にもリモートワークを望んでいること
この3点が重要だ。
最近のホワイトワーカーの業務は、昔と違って比較的やるべきことが明確だと思う。みなコンピューターベースで仕事をしているので、その場の雰囲気で誰かから指示をもらうとか、進捗が遅い人のお手伝いを横からするというような、リアルに場の雰囲気を読むことによって成立する仕事はほとんどなくなっているからだ。
なので、3条件の上2つはどこの企業でも、もはや実践できると思う。
だが、意外に欠けているのが3番目である。感情的に「会社で仕事をしたい」という人がいるのだ。