うにゅほとの生活1756
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うにゅほとの生活1756

2016-09-21 23:42

    2016年9月21日(水)

    キッチンへ赴くと、うにゅほが野菜ジュースを作っていた。
    「あ、◯◯」
    「プルーン、ある?」
    「あるよ」
    うにゅほが指差した先に、巨大なぶどうの実のような紫色の果実が鎮座していた。
    「あじみ、する?」
    「うん」
    うにゅほがプルーンを手に取り、包丁で手際よく四等分にする。
    「はい」
    「おー……」
    カットされたプルーンをつまみ上げ、観察する。
    「……なんか、ナスの古漬けみたい」
    「そかな」
    「この、微妙な茶色が……」
    「おいしいよ」
    あまり美味しそうには見えない。
    しかし、味見したいと言ったのは俺だし、気になることも確かだ。
    果実の内側に吸い付くように、プルーンを口へと運ぶ。
    「──…………」
    甘い。
    さほど酸っぱくはない。
    見た目から予想していたような、ぶどうに似た風味は感じられない。
    「おいしい?」
    「んー……」
    しばらく味わったあと、飲み下す。
    「……普通?」
    「ふつうかー」
    「なんかに似てるのかなって思ってたけど、なんにも似てないな」
    「プルーンあじ」
    「うん、プルーン味」
    うにゅほがプルーンの皮を剥き、ミキサーに入れる。
    「おいしいジュース、つくるからね」
    「期待してる」
    「うん」
    うにゅほの作る野菜ジュースは、やはり絶品である。




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