うにゅほとの生活1760
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うにゅほとの生活1760

2016-09-25 23:41

    2016年9月25日(日)

    残暑が死ぬほど厳しかったので、さっそくエアコンを活用してみることにした。
    「はー……」
    「すずしいねえ……」
    エアコンの真下に位置取り、吹き出す風を一身に浴びる。
    「扇風機も悪くないけど、やっぱ質が違うな」
    「せんぷうきは、すずしい」
    「エアコンは?」
    「つめたい」
    「わかる」
    どちらも一長一短あるが、今年のような猛暑にはエアコンのほうが適しているだろう。
    「九月も終わるし、冷房つけるのは今年最後になるかもしれないなあ」
    「だんぼうは?」
    「昨日も話したけど、雪が降るまでは使ってみようかと」
    「ストーブ、つかうよね?」
    「ちゃんと使うってば」
    苦笑し、うにゅほの頭を撫でる。
    「半端に寒いときにストーブつけると、室温上がり過ぎちゃって、すぐに消して、またつけてってなるからな」
    「うん」
    「逆に、すごく寒いときには、エアコンは力不足だ」
    「ストーブだ」
    「そう。要するに、使い分けだな」
    エアコンの取扱説明書をぱらぱらとめくりながら、呟く。
    「……今年の冬は、どうなるかなあ」
    「なつあつかったから、ふゆさむくなるとおもう」
    「寒いのはいいけど、雪がな」
    「たくさんふるとおもう」
    「希望?」
    「うん」
    「俺は、ちょっとでいいんだけど……」
    「たくさんのほうが、きれいだよ」
    「その感覚はわかるけどな」
    世界が白く塗り込められる風景は、滅びの美学をも内包している。
    好きか嫌いかで言えば好きだが、実生活に影響を与えるとなると、話はすこし違ってくる。
    「……まあ、なるようになるか」
    「うん、なる」
    逆に言えば、なるようにしかならない。
    祈っても無駄なので、祈ることもしない。
    降ったら降ったで、愚痴を言おう。
    降らなかったら、慰めよう。
    うにゅほがいれば、だいたい楽しい。




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