うにゅほとの生活1763
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うにゅほとの生活1763

2016-09-28 23:40

    2016年9月28日(水)

    「──……雨だ」
    寝起きに頭が重いと感じていたら、案の定雨が降っていた。
    どうにも気圧の変化に敏感過ぎる体質である。
    「あめ、ひさしぶりだね」
    「そうだな」
    台風も、結局こちらへは一度も来なかったし。
    「……◯◯、だいじょぶ?」
    「××こそ大丈夫か?」
    「わたしは、だいじょぶ」
    「なら、俺も大丈夫」
    「ならじゃなくて……」
    うにゅほが心配そうな顔でこちらを見上げる。
    真面目に答えよう。
    「……まあ、すこしだるいくらいだよ。本当に大丈夫だから」
    「そか」
    「それにしても、今日は蒸すなあ」
    「うん」
    「何度ある?」
    「みてくる」
    うにゅほが、本棚の隅に飾ってある温湿度計を覗き込み、文字盤を読み上げる。
    「にじゅうななど、ろくじゅうごぱーせんと」
    「なるほど……」
    作務衣の共襟をパタパタと動かし、汗ばんだ肌に風を送る。
    「ちょっと湿度が高めだな」
    「うん」
    「エアコンの除湿機能、試してみるか」
    「しつど、さがるかな」
    「下がらなかったら困るぞ」
    「エアコンのいみないもんね」
    「高い金出したんだもの、除湿くらいしてもらわないと」
    俺が出したわけじゃないけど。

    一時間後──
    「うお、48%になってる!」
    「すごい!」
    「一時間で17%も吸ったのか……」
    「すごいねえ」
    エアコンの除湿機能、侮れない。




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