うにゅほとの生活2482
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うにゅほとの生活2482

2018-09-22 23:43

    2018年9月22日(土)

    「……寒い」
    室内にいるにも関わらず、妙に冷える。
    「そろそろ甚平もお役御免かな」
    「──…………」
    うにゅほが本棚の下段を覗き込む。
    「やっぱし……」
    「何が、やっぱしなんだ?」
    「◯◯ね、ねてるとき、せきしてたの」
    「そうなの?」
    まったく記憶にない。
    「でね、いま、にじゅうろくどある」
    「……寒くないな」
    「かぜ、ひきはじめかも」
    「風邪の匂いは?」
    「ねてるときかいだけど、まだしない」
    「そっか」
    うにゅほは、俺の体調を、匂いで判別することができる。
    「あったかくして、あんせいにしましょう」
    「寝たほうがいい?」
    「ひきはじめだから、いまねたら、よるねれなくなるとおもう」
    「たしかに」
    「まってね、くつしただす」
    「ありがとう」
    うにゅほが持ってきてくれた冬用の靴下を履いて、チェアに腰を落ち着ける。
    「ふー……」
    「で、わたしだっこして」
    「はいはい」
    膝の上に座ったうにゅほを、背中から抱き締める。
    「あったかい?」
    「あったかいです」
    「よし」
    自身の体を湯たんぽとして取り扱う。
    なんというか、この上もなくうにゅほらしい。
    「かぜのにおいしてきたら、よこになろうね」
    「しないように頑張る」
    「そか」
    考えてみれば、季節の変わり目だものな。
    悪化しないように気をつけよう。




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