うにゅほとの生活2840
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

うにゅほとの生活2840

2019-09-19 01:28

    2019年9月18日(水)

    ただの風邪であるという診断が信じられず、改めて呼吸器内科を受診した。
    結果、
    「……喘息がぶり返したらしい」
    「ぜんそく……」
    「大人もなるんだな、喘息」
    道理で風邪の薬が効かないわけである。
    「ぜんそく、せきのびょうきだよね」
    「そう」
    「なおる……?」
    「どうだろう。少なくとも、継続的な治療は必要になると思う」
    「そか……」
    うにゅほが、不安そうに目を伏せる。
    「でも、良かったこともある」
    「?」
    「病名がわかれば処方も変わる。ちゃんと効く薬、もらってきたから」
    「ほんと?」
    「じゃーん」
    手に提げた袋から、薬を取り出す。
    「はい、トローチ」
    「とろーち」
    「はい、うがい薬」
    「うがいぐすり」
    「はい、シムビコートタービュヘイラー」
    「しむ……び、なに?」
    「シムビコートタービュヘイラー」
    シムビコートタービュヘイラーは、ドライパウダー式の吸入剤である。
    「抗炎症作用を持つステロイド剤と、気管支拡張剤、その両方が入っている──らしい」
    「すごそう……」
    うにゅほの頭を、ぽんと撫でる。
    「病気はつらい。でも、病名もわからず、ただただ咳が止まらないより、ずっとましだ」
    「……うん」
    「看病してくれるんだろ」
    「うん、する」
    「なら、百人力だよ」
    うにゅほの存在に、どれだけ助けられているだろう。
    つらいとき、手を握ってくれる。
    ただそれだけのことが、どんなに心強いか。
    「しむび、きいたらいいね」
    「シムビ」
    だいぶ略されたな。
    とりあえず、今夜こそは安らかに眠れたらいいのだけど。




    バックナンバーはこちらから
    ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫


    動画版はこちら

    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。