うにゅほとの生活2841
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うにゅほとの生活2841

2019-09-20 00:39

    2019年9月19日(木)

    「咳に、痰が絡まなくなってきた」
    「かぜ、なおってきたのかな」
    「そうかも」
    「よかったー……」
    「空咳は出るけど、痰が切れない咳よりましかな」
    「あれ、くるしいもんね」
    「あと──」
    ゴミ箱に視線を向ける。
    「……痰をくるんだティッシュの量がヤバいことになる」
    「かぜのきん、すーごいはんしょくしてそう……」
    「触っちゃダメだぞ」
    「うん」
    「あと、部屋ではマスク外しちゃダメ」
    「わかってます」
    俺のマスクとうにゅほのマスクで二重の防護になってはいるが、それでも安心とは言いがたい。
    互いに別の部屋で過ごすべきなのかもしれないが、そういうわけにも行かないのが実情だ。
    「これだけ風邪の菌を撒き散らしてると、伝染らないか心配だよ」
    「ますくしてるから、だいじょぶ」
    「手も洗わないとダメだぞ」
    「てーも?」
    「手、繋ぐだろ」
    「うん」
    「そうすると、風邪の菌が手につく」
    「あー」
    「その手で料理をしたり、ものを掴んで食べたりすると──」
    「かぜ、うつる……」
    「その通り」
    「りょうりするとき、てーあらってるから、だいじょぶとおもう……」
    「ならいいけど」
    「でも、きーつけます」
    「お願いします」
    ぺこり。
    なんとなく、頭を下げ合う。
    「あ、◯◯、きょううがいした?」
    「いや、まだ」
    「しないとだめだよ」
    「はい」
    俺専用の看護師は、優しくも厳しいのだった。




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