うにゅほとの生活2875
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うにゅほとの生活2875

2019-10-23 23:53

    2019年10月23日(水)

    「ゔー……」
    おなかを押さえながら、うにゅほが苦しげにうめく。
    「××さん」
    「う」
    「おなか、撫でます?」
    「なでられます……」
    うにゅほが、ふらふらと、俺の膝に腰掛ける。
    「では、失礼して」
    上着の裾をめくり、手を入れる。
    触れるのは、しっとりと湿気を帯びた腹巻きだ。
    腹巻きの上からおなかをさすっていると、
    「ちょくせつなでてー……」
    「わかった」
    腹巻きをずり上げ、細いおなかに直接触れる。
    汗で濡れたおなかが、手のひらに吸い付くようだった。
    なで、なで。
    「もっとつよく……」
    「はい」
    なで、なで。
    「もすこしゆっくり……」
    「はい」
    なで、なで。
    「はふー……」
    ちょうどいい塩梅になったのか、うにゅほが細く長く息を吐いた。
    「すこしは楽になった?」
    「うん、ありがと……」
    「これくらいしかできないからな」
    うにゅほが小さく首を横に振る。
    「そんなことない」
    「じゃあ、何ができる?」
    「うと……」
    しばし思案し、
    「てーつなぐ……」
    「はい」
    左手で、うにゅほの左手を取り、指を絡ませる。
    「あと、あたまなでる」
    「手が足りないんですが……」
    「えー……」
    「わかってて言ってるだろ」
    「うん」
    すこし余裕が戻ってきたらしい。
    女の子は、本当に大変である。




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