うにゅほとの生活2895
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うにゅほとの生活2895

2019-11-13 00:08

    2019年11月12日(火)

    「ぢがれだー……」
    チェアの背もたれに深く体重を預け、天井を仰ぎ見る。
    「ほんと、おつかれさま……」
    「はい……」
    朝から夕方まで資格試験のための講習を受けて、帰宅するや否や仕事に取り掛かる。
    自由の身となったのは、深夜に差し掛かったころのことだった。
    「きょうも、はやくねないとね」
    「──…………」
    「……すごいかおしてる」
    不満が表情に表れたらしい。
    「やだ」
    「やなの……?」
    「勉強と仕事だけで一日が終わるなんて、嫌だ」
    「でも、あしたもはやいし」
    「早めに寝るから、遊ばせてくれー……」
    「うーん……」
    しばしの思案ののち、うにゅほがそっと溜め息をついた。
    「……にじまでだよ?」
    「やった!」
    うにゅほの手を取り、甲にキスをする。
    「わ」
    「ありがとう!」
    「そんなに」
    「体は幾分無理がきくけど、心はそうは行かないからな」
    「そうなの?」
    「体が疲れても心が元気なら頑張れるけど、体は元気でも心が疲れてたら頑張れないだろ」
    「たしかに……」
    「俺には、明日への活力が必要なのだ」
    「なにするの?」
    「決めてない!」
    「きめてないんだ……」
    「とりあえず、適当に動画眺めながらデイリーこなすかなあ」
    「いつもどおり」
    「いつも通りがいちばんいいんだよ」
    「それは、わかるなあ」
    「だろ」
    うにゅほを膝に乗せ、イヤホンを片方ずつ分け合いながら、iPadでソシャゲを起動する。
    そんな何気ない日常が、頑張る力になるのである。




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