うにゅほとの生活2896
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うにゅほとの生活2896

2019-11-14 02:24

    2019年11月13日(水)

    「ただいヴァー……」
    「おかえり!」
    肩から提げたメッセンジャーバッグを、うにゅほが預かろうとする。
    「……おも!」
    「工具とか入ってるから、見た目より重いぞ」
    「びっくりした」
    「大袈裟だなあ」
    「うーしょ、と!」
    改めてバッグを担ぎ上げ、うにゅほが俺を先導する。
    「おつかれさま。こうしゅう、おわり?」
    「うん、終わり」
    「しけん、うかりそう?」
    「わからない。残り一ヶ月、独力でも勉強しないと」
    「そか……」
    「でも、講習受けてわかったよ。受けなかったら、合格する確率はゼロだった」
    「おー」
    「その意味では、すごく有意義だったな」
    「こうしゅう、うけてよかったね」
    「ああ、よかった」
    「いま、ごうかくするかくりつ、なんパーセント?」
    「今、この時点で?」
    「うん」
    「──…………」
    自室のチェアに深く腰掛け、しばし思案する。
    「……ゼロパーセントかな」
    「えっ」
    「たった二日間講習受けたくらいで簡単に取れる資格じゃないって」
    「うけたいみ……」
    「意味はあるぞ。どう勉強すればいいか、ちゃんと教わってきたから」
    「べんきょうのしかた、おしえてもらったの?」
    「そういうこと」
    「なるほど……」
    「あとは、頑張るだけ。シンプルだろ」
    「うん」
    うにゅほが微笑んでみせる。
    「おうえんするね」
    「ありがとう」
    うにゅほが応援してくれるなら、百人力だ。
    気恥ずかしいから口には出さないけれど。




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