うにゅほとの生活2903
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うにゅほとの生活2903

2019-11-21 01:49

    2019年11月20日(水)

    「今日は、いいかんぶつの日らしい」
    「かんぶつ?」
    「乾物。乾燥させた食べもののことだな」
    「しいたけとか?」
    「干し椎茸もそうだし、ドライフルーツ全般のことも指す」
    「ほしがきとか」
    「そうそう」
    ドライフルーツと聞いて真っ先に干し柿が出てくる感性のことはひとまず置いておくとして、
    「どうして、いいかんぶつの日になったと思う?」
    「うーと、"いい"は、じゅういちがつだから」
    「定番だな」
    「じゅういちがつ、そんなのばっかし」
    わかる。
    「だけど、今回は一味違うぞ。十一月であることにもちゃんと意味がある」
    「お」
    「乾物には、干物も含まれる。干物の"干"の字は?」
    「じゅういちだ!」
    「その通り」
    「こんかい、すっきりパターン?」
    「どうかな」
    軽く肩をすくめ、続ける。
    「二十日である理由は、乾物の"乾"の字に含まれている」
    「かんのじ……」
    「"乾"って字はわかる?」
    「かけるとおもうけど、あたまのなかだとよくわからない」
    「じゃあ、書いてみな」
    メモ帳とペンを手渡す。
    「かわく、かわく──あっ」
    書いている途中で気が付いたらしい。
    「じゅうがふたつで、にじゅうにち!」
    「正解」
    「うへー」
    「今回、なかなかのすっきりパターンだろ」
    「あれ、のこりは?」
    「──…………」
    「?」
    小首をかしげたうにゅほに告げる。
    「ここまで頑張ったんだから、見なかったことにしてあげよう」
    「そか……」
    いちおう"11月20日にかんぶつを乞う"としているのだが、明らかに"乞"が蛇足だ。
    つくづく惜しい記念日である。




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