うにゅほとの生活2925
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うにゅほとの生活2925

2019-12-12 23:35

    2019年12月12日(木)

    「ふふ、くふふ……」
    小さな笑い声に、ふと目を覚ます。
    夢を見ていた気がする。
    だが、その記憶は、あっと言う間に手のひらからこぼれ、思い出せなくなってしまった。
    「あー……」
    目元を拭いながら上体を起こし、くすくす笑っているうにゅほに尋ねる。
    「……××、なに笑ってんの……?」
    「あ、ごめん。おこしちゃった……」
    「それはいいけど……」
    昼寝している方が悪い。
    「うと、◯◯ね、ねごといってたの」
    「寝言」
    「それがね、ふふっ」
    「そんなに面白かったのか……」
    「うん」
    思わず背筋が伸びる。
    妙なことを口走ってはいないだろうな。
    「えーと、俺、なんて言ってました……?」
    「ねてるのにね、ねむーい、ねむーいっていってたの」
    「……寝てるのに?」
    「おもしろい」
    「たしかに」
    うにゅほがそんな寝言を漏らしていたら、俺でも思わず吹き出してしまうだろう。
    「◯◯、ねむいゆめみてたの?」
    「覚えてない……」
    「そか」
    ふと、疑問に思う。
    「俺、そんなに寝言言ってる?」
    「たまに」
    「たまに……」
    「まえ、いたい、いたいっていうから、どこいたいのってきいたら、かたっていってた」
    「会話まで」
    「おきたとき、かたいたいのってきいたら、いたくないよって」
    「あー……」
    いつだったか忘れたが、起床した際にそんな質問をされた記憶がある。
    「寝言、怖いなあ。変なこと言ってそうだ……」
    「くふ」
    「……今なんで笑ったの?」
    「ひみつ」
    「なんか言ってました……?」
    「ひみつー」
    その様子があまりに楽しそうで、根掘り葉掘り聞けない俺だった。
    何を口走ったのやら。




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